今回のガリバーは、総合スポーツ用品メーカーのミズノ 株式会社。
国内トップレベルの総合スポーツ用品メーカーであるミズノは、近年、スポーツで得た知見を応用し、非スポーツ分野のワークシューズやワークウエアなどに事業を拡大しています。
高速道路、自動車専用道路などの管理運営を行うNEXCO西日本では、大規模災害に備え、耐震補強工事やその調査を行なっています。
その現場は、立ったりしゃがんだり、はしごを昇り降りすることも多く「より動きやすい作業着が欲しい」という声が。
そこで、2022年に作業着を一新、ミズノのワークウエアを採用しました。
ミズノのワークウエアは、なぜ動きやすいのか…。その秘密は、設計の手法にありました。
そうした事業戦略が功を奏して、2023年度に、過去最高となる売上2,297億円を記録。
業績が好調な中、約50億円をかけて研究開発施設「ミズノエンジン」を建設し、主力であるスポーツ事業においても、最先端の製品開発を続けています。
1906年、水野利八は、弟とともに「水野兄弟商会」を創業。雑貨のほか、スポーツ用品などの販売を始めました。
ゴルフでは、1933年に国産第1号のゴルフクラブを開発。さらに1982年、世界で初めてカーボン素材をヘッドに採用したゴルフクラブを開発。このカーボンとの出会いが、ミズノの歴史に新たな未来を与えました。
炭素繊維強化プラスチック、いわゆる「カーボン素材」を使って新たな事業を開拓し、未来に向けて成長を続けています。
100年以上にわたって 日本のスポーツ最前線で培ってきた様々な技術を元に、豊かな暮らしの実現に貢献しようとするミズノ。その技術開発の裏側に迫ります!
ナレーター:渡辺真理
リポーター:野田心優