昨年末配信の本連載記事においてビジネスパーソンにとっての読書の重要性や、読むべき具体的なジャンル、そして私自身にとっての良書の紹介などを行った。
そこで今回は読書のあるべき姿というか、本の内容が身につく本の読み方について一緒に考えていきたい。
読書は「知的格闘技」
読書とはいわば知的格闘技であり、著者との対話であり、著者の経験と頭の中を通じた自分にとっての疑似体験だ。
だからこそ読書は重要なのだ。
本を読む、という行為そのものをここでは、読書の形態、ジャンルにおける選書の仕方、読む際にあたってのコツ、という様な感じで分けて以下順番にみていきたい。
まず読書の形態であるが、言ってしまえば紙ベースなのか電子書籍等のデジタルベースなのか、という事である。
これについてはもちろん自分がより集中出来て、メモ等を残しやすい方でよいのだが、そのほかにもどの場所で読むか、によって使い分けるという方法もある。
ちなみに私自身は和書は紙ベース、洋書は電子書籍という様にまず大きく分けていて、利用シーンでは外ではなるべく電子書籍、家では紙ベース、としている。
前者については単純に洋書においては販売価格のディスカウント率を考慮した際に紙ベースよりもデジタルベースの方が極めて安価である事と、紙ベースだとペーパバックでもサイズ的に日本の書籍よりもかなり大きく場所を取る事がその理由だ。
特に専門書などになると紙ベースでは途方に暮れるくらい値段も高いし、大きいし重い、という事があり、やはり保管や持ち運びを考慮した際に躊躇してしまう。
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