松坂桃李主演の日曜劇場「御上先生」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第3話が2月2日に放送された。御上(松坂)が神崎(奥平大兼)に過去を明かす様子が描かれ、緊迫したシーンにドキドキと心拍数が上がった。X(旧Twitter)でも「最後まで緊張感がすごかった!」「実際に明かされるととても心が痛かった…」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。(以下、作品のネタバレを含みます)
日本教育にはびこる腐った権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”
本作は、とある高校を舞台に権力争いや国の思惑、大人社会の要素を入れ込んだ学園ドラマ。官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かっていく姿を描く。
学園ドラマではありながらも、子供が生きる「学校」と大人がもがく「省庁」という、一見別次元にある2つの現場を中心に物語が展開。制度を作る側の官僚では変えられない現状に対し、御上は学校から声を上げ、制度の内部から日本の教育をぶっ壊そうとする。
未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実に、一人の“官僚教師”と令和の高校生たちが共に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。教育のあるべき真の姿を描いた学園ドラマとなっている。
脇を固める豪華俳優陣と総勢29人の生徒役キャスト
主人公である官僚教師・御上孝を松坂が演じるほか、御上が担任を務める隣徳学院3年2組の副担任・是枝文香役を吉岡里帆、御上の同期である文科省官僚・槙野恭介役を岡田将生、御上の上司である文科省総合教育政策局局長・塚田幸村役を及川光博、ある出来事をきっかけに隣徳学院を去った元教師・冴島悠子役を常盤貴子、隣徳学院理事長・古代真秀役を北村一輝が務める。
さらに、本作の真の主役とも言える隣徳学院3年2組の生徒役には、オーディションで選ばれた若手俳優29人が出演。報道部の部長でクラスのカリスマ的存在・神崎拓斗役の奥平大兼のほか、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、高石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子といったキャストが物語を盛り上げていく。
文科省官僚の御上孝は県内トップの進学校・私立隣徳学院へ教師として赴任する
文科省官僚の御上孝は、新たに設けられた官僚派遣制度により、東大進学率県内トップの進学校・私立隣徳学院へ教師として赴任。彼が担任を受け持つことになった隣徳学院3年2組の生徒たちは、突然現れた“官僚教師”御上の言動にさまざまな反応を見せる。御上による授業が始まり、29人の生徒はそれぞれの思いをもって向き合っていく。
試験会場で殺人事件を起こした真山弓弦(堀田真由)と面会した御上は、事件がこの世に及ぼした影響について語りかける。一方で、神崎は自分が書いた記事の真実を知るために悠子に食い下がる。
そんな中、3年2組の教室では御上の存在が生徒たちを徐々に突き動かし、活発に意見を交わすようになるが、当然反発も生まれていく。
夜、学校から退勤しようとする御上のもとに息を切らしながら神崎が近づいていく。
TCエンタテインメント
発売日: 2023/12/27
KADOKAWA / 角川書店