ポケットモンスター ソード/シールドにHaxeが採用されていた
顛末
昨日、こういう感じのツイートを見かけかました。
ポケモンほどの大規模なゲームでHaxe採用されるの初めてなのではhttps://t.co/i8lCJx0NWh
— neguse (@neguse) November 14, 2019
結果、このような形となりました。
これは、Haxeという高度な型システム及びマクロシステムを持つ静的型付き言語であり、マルチプラットフォームでC++, JavaScript, C#, Java, Python, PHP, Luaなどのターゲットに出力可能なプログラミング言語の現実世界での利用状況を調査するために購入されたものです pic.twitter.com/UnaZsMrH9I
— てろるー (@terurou) November 16, 2019
調査結果
確かにポケモン ソード/シールドの知的財産の表記には、Haxeの記載がありました。
確かにポケモン剣盾にHaxeの表記あるな #NintendoSwitch pic.twitter.com/wqdfu2VuMX
— てろるー (@terurou) November 16, 2019
- Immersion
- Symplygon
- Wwise
- Protocol Buffers
- FlatBuffers
- Fixed size function
- Haxe(Haxe Standard Library)
- Lua
- Sol
- YEBIS
- cURL
- Stagefright
- H.264
- VP8 and VP9
- libvorbis
- libwebm
- Wslay
- RapidJSON
- LZ4 Library
確かにHaxeの記載があります。合わせて気になる点は、
- LuaとSol(おそらく https://github.com/ThePhD/sol2 )の記載がある一方で、 hxcpp が記載がない
- ライブラリの記載順が、比較的関係のありそうな順番に並んでいる
- Haxeと依存関係がありそうなライブラリがLua以外にない
というから、
ものと推測されます。
この記事が注目されるようなことがあれば、もしかしたら後々答え合わせ的な情報が任天堂から出てくるかもしれません。
Haxe製のゲームについて
「Haxe製のゲームでビックタイトルはポケモンが初めてでは?」という点については、若干気になるので言及しておきます。
洋ゲーなのであまり国内では有名ではなく、ポケモンと比べたら確かに知名度もないのですが、 Dead Cellsというタイトルがゲームエンジンも含めてガッツリHaxe製です。
最新のセールス数は把握してないのですが、この記事によると全世界で100万本を超えているとのことなので、ビックタイトルと言っても差し支えないのではないかと思います(開発規模がビックタイトルかという話もあるんですが、まあそれはそれとして)。
また、国内開発タイトルにもHaxe製のものがあるのですが、情報を出していいんだかよくわからないので、公開OKをもらってから追記しておきます。
ゲーム以外(Web)でのHaxe採用事例
おそらく一番規模が大きな事例としては、DAZNがHaxe/JS + React.js製です。
国内では、ヌーラボさんのサービスがHaxe/JSが使われています。中の人から使っているという返答も来ています。
つこうてますよー。
— 橋本正徳👨💻ヌーラボ (@hsmt) March 14, 2018
ここらへんからは私も半関係者みたいな感じになってきますが、このサービスもHaxe/JS製です。
数は多くないんですが、まあ普通にプロダクションで使えるプログラミング言語です。