技術部の小池です。
2024年7月19日に 北欧、暮らしの道具店 を運営している株式会社クラシコムさんと合同勉強会を開催しました。
クラシコムさんとは SRE と データ基盤 領域の協業によるご縁があり、2019年にも勉強会を開催しています。
クラシコムさんの新オフィス
今回の勉強会は2024年3月に移転したクラシコムさんの新オフィスで開催しました。
白を基調とした開放的で広々とした空間でとても居心地がよかったです。
はじめに乾杯をして軽くピザを食べ、穏やかな雰囲気で発表が始まりました。
OpenAI/Gemini APIを使って EPUBを翻訳するCLIツールをつくってみた
クラシコム冨田さんの発表です。
EPUB のデータ構造や OpenAI API との試行錯誤などのお話です。
目まぐるしく変化する領域ゆえの難しさを感じる話でした。発表後は翻訳の精度を上げるためのコンテキストの工夫やトークンサイズとの兼ね合いといった議論で盛り上がりました。
EPUB が HTML/CSS、画像を zip でまとめたものであることを知り、これは自分でもプログラムで扱ってみたいと思いました。
大量の OpenTelemetry スパンを Cloud Trace に送りつけそうになった話
カヤック市川の発表です。
スパンを送りましたというスパンをたくさん送り続けそうになってしまったというヒヤリハット話…無限ループって怖いですね。
私は AWS X-Ray でアプリケーションのトレースデータを取得していますが、トレースがうまくいかないケースはほとんど非同期処理のジョブなので非同期処理あるあるなんだなあと思いました。
CEL(Common Expression Language)で書いた条件にマッチしたIAM Policyを見つける / iam-policy-finder
カヤック藤原の発表です。
AWS からの Action Required のお知らせに対応するため、条件にマッチする AWS IAM ポリシー を検出するくんを作成したというお話です。
Web アプリケーションをつくるのもちょっとした社内ツールをつくるのにも Amazon ECS や AWS Lambda をほぼ必ず使っているので多くのアカウントが要対応となっておりとても助かりました。
lambda:ListTags や ecs:TagResource などでお困りの方はぜひ使ってみてください。
まとめ
もともと長く協業しているのとクローズドの勉強会ということもあり、普段はあまり表に出ないようなサービスの裏側や開発の話ができて楽しかったです。
合同勉強会をやってみたい!という会社さんがいましたらお知り合いのカヤック社員などに是非お声がけください。