この記事は🎄GMOペパボエンジニア Advent Calendar 2023の13日目の記事です。
技術部プラットフォームグループ所属の@rsym1290です。 12/5~12/6にかけてGMO Developers Day 2023が開催されました。 GMO Develoers Dayは、GMOインターネットグループの最新技術を活用した新しい挑戦や、世の中が抱える課題解決への取り組みを、事例を交えて紹介するテックカンファレンスです。 今回のGMO Developers Dayは、「Re imagination -新たな可能性の追求」をテーマとしており、新しい取り組みとしてスタジオで撮影しながら仮想空間に投影して配信する方式が採用されました。 当カンファレンスで、9月に実施した弊社サービス30days Albumのデータセンターの移設、全てのサーバをトラックで運んだ事例を発表いたしました。
当記事では、この仮想空間での登壇の様子や登壇を通じての感想をお話ししたいと思います。 また今回発表した内容はアーカイブがあるので、気になる方はぜひ試聴していただければと思います。
発表内容:30days Albumのデータセンター移設
今回の登壇で発表したのは、9/26~9/28に行われた弊社のサービスである30days Albumのデータセンター移設プロジェクトについてです。 これまで30days Albumは独自にハウジング契約したデータセンターを利用していましたが、グループシナジーを活かすためにGMOインターネットグループで契約しているデータセンターへ移設することにしました。 移設にあたり、4ペタバイトを超える巨大なストレージが移設対象に含まれており、さらに期限と予算に制約がある中で移設を完遂する必要がありました。 様々な移設手段を検討した結果、全てのサーバ・ストレージを文字通りトラックに載せて搬送する🚚という2023年には滅多に聞かない手法をとりました。 この方法でデータセンター移設をしたという事例はなかなか無いと思います。 発表では、なぜトラックでの搬送に踏み切ったのか、搬送に伴うリスク(事故による破損など)に対してどう対策したのか、そして本番メンテの様子などを写真付きで取り上げました。
気になる方は発表資料と配信アーカイブをご覧ください。
発表資料
サービスを構成する全サーバが トラックに載って 遠くのデータセンターへ旅立ったお話 - Speaker Deck
配信アーカイブ
「サービスを構成する全サーバがトラックに載って遠くのデータセンターへ旅立ったお話」【GMO Developers Day 2023】
発表の様子
カンファレンスでの発表といえば、会議室のようなスペースでスクリーンに資料が投影され、その横の発表者席でPCを見ながら発表するというのがよくあるパターンかと思います。 ですが、今回のGMO Developers Day 2023はそうではなく、仮想空間に資料や発表者が投影されて発表者はステージ上を自由に動き回って発表できるスタイルでした。 GMO Developers Dayはこれまで何度か開催されていますが、この形式は初の試みです。 スタジオの裏側は GMO DevelopersのSNSで公開されいるのでそちらをご覧ください。
- スタジオの裏側:https://twitter.com/GMOdev/status/1731870026234507641?s=20
発表を終えての感想
登壇経験自体はあるのですが、今回のようなスタジオでカメラ数台の前でスクリーンの前で自由に動き回ることができる形式は初めてでした。 こういったこともあり発表が始まる前は脚が震えておりました。 ですがいざ発表が始まった吹っ切れて話すことができました。 無事に終えられてホッとしました。
SNS等では、巨大なストレージを物理搬送する大変さに共感していただくなど反響が良かったと思います。 実際、このプロジェクトを遂行している間はプレッシャーが大きく、つらいものがありました。 こういったところに共感していただけたことは励みになりました。
さいごに
今回のデータセンター移設を通じて、30days Albumは再スタートを切りました。 今後も30days Albumをより良いものにしていきたいと思います。