こんにちは。プロダクト開発チームの松田(id:a-matsuda)です。
今回は、プロダクト開発チームで行っているスクラムMTGに【Lean Coffee (リーンコーヒー)】を導入している様子をレポートします!!
スクラムMTGとは
プロダクト横断で、プロダクトマネージャー(以下PM)とスクラムマスター(以下SM)が集まり、スクラムの課題や悩みをシェアしながら解を見つけていく、私たちオリジナルのミーティングで、PMやSMの心の拠り所にもなっているイベントです。
Lean Coffee (リーンコーヒー)とは
皆さん、聞いたことはありますでしょうか?コーヒーの飲み方(ウィンナコーヒー的な)と思ったそこのあなたと私、そうではありませんよ!笑
ミーティングというと、実施前にがっつり準備をし、実施後には議事録を作成して配布、そんな習慣がある方も多いのではないでしょうか。 対して、Lean Coffeeは、アジェンダのないミーティング方法で、参加者が集まり、アジェンダを作って議論を始めます。事前準備なし、会議のアジェンダを民主的に作っていくので、会話は率直で生産的なものになることが特徴です。このLean Coffeeは、現在、シアトル、サンフランシスコ、ストックホルム、トロント、ボルダー、ニューヨークなど世界各地で行われているようです。
オーソドックスなLean Coffeeを行う手順や、必要なツール等については、ぜひ本家本元のサイトやご紹介するSlideShareを参照してみてください。
Lean Coffee | Start one in your city!
私たちの Lean Coffee
7/17(火)に行われた、Lean Coffeeを活用したスクラムMTGの様子をご紹介しましょう!
流れはこんな感じです。
- (議論したいトピックスを上げておく)
- トピックに投票する
- 票数の多いものから順に7分にタイマーをセットし議論する
- 継続するか否かの判断をする
- 継続するものは、追加で2分議論する
- 3−5を繰り返す
- 最後5分で、今日の議論を振り返り、持ち帰るアクションを共有する
1.(議論したいトピックを上げておく)
私たちのやり方では、ここだけ少し準備が必要です。
スクラムMTGのトピックとして議論したいことが出てきたら、トピックリスト@confluenceに追加をしておきます。追加しておかないと議論対象にはなりません!!
2.トピックに投票する
トピックリストをみながら、投票をしていきます。 本家本元は一人2票を持って投票をするようですが、ここでは一人1票を投票します。投票の様子はこんな感じ。
3.票数の多いものから順に7分にタイマーをセットし議論する
今回、票数の多かったのは「チケットの実施判断の基準」。
タイマーを7分にセットし会話をしてきます。 実施判断をするためには、スクラムだとわかりにくいプロダクトの全体感を知ることが必要ではないか?という議論や、機能の範囲を見直す時の判断軸について率直に話し合いが行われました。最終的にはバックログに責任を持つというPMの覚悟が必要だよね、というメンタリティに関する話まで。7分という時間にもかかわらず、びっくりするほど、密度の濃い充実した議論が行われてました!
ちなみに、「プロダクトの全体感を知ること」については、この後新たなる展開を見せることになります。
4.継続するか否かの判断をする
7分を議論したあと、継続して議論するか否かの判断を行います。全員参加で親指でサインを出していきます。 サインの意味はこちら。
👍 もっと議論したい
👊 もう充分、どっちでも良い
👎 次に行きたい
はい、いっせーのせっ。
5.継続するものは、追加で2分議論する
「チケットの実施判断の基準」は、2分間継続となり、機能の範囲を見直す時の判断軸や、優先度のつけ方の具体的なアクションについて話をし終了となりました。すごい、アクションまで落とし込めている!!
6.2−5を繰り返す
続いて、2つ目のトピック。「スクラムだから全体感がわからないという疑問と解決策について」。1つ目のトピックで出てきた「プロダクトの全体感を知ること」が回収されました。笑
とあるプロダクトマネージャーが「全体感を知るために、ユーザーストーリーマッピングをやってみました」とアウトプットを持ち込み、それを見ながら議論が行われました。
7.最後5分で、今日の議論を振り返り、持ち帰るアクションを共有する
そして、最後5分で今日のアクションをまとめて終了!合計30分間のミーティングです。 Lean Coffee中は、ファシリテートをしているメンバーが、Confluence上でメモを取り、全体で共有しながら進めていました。
まとめ
Lean Coffeeに参加してみて感じたのは、事前準備(ほぼ)なし、議事録もその場でメモという軽やかさ。また、7分間の議論と聞くと、短いと感じるかもしれませんが、7分間という短い時間だからこそ、率直で濃い議論ができるように思いました。また30分という時間でも複数のトピックについて議論できるのも、Lean Coffeeの良いところだと思います。 ぜひ皆さんも、マッチするミーティングがあればチャレンジしてみてください!!
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