流星群には数多くの種類があり、毎年、安定して多くの流星が出現するとされているのが、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「
ペルセウス座流星群」、12月の「
ふたご座流星群」で、この3つは「三大流星群」と呼ばれています。
そのほかにも出現が期待される様々な流星群がありますが、10月に活発となるものに「10月りゅう座流星群」があります。
「10月りゅう座流星群」は「ジャコビニ・ジンナー彗星」が軌道上にまき散らした塵などが、地球の大気圏に飛び込む際に流星群になると考えられています。
一般的に日本では「ジャコビニ流星群」と呼ばれてきましたが、世界中の天文学者から成る国際的組織、国際天文学連合(IAU)が開催した2009年8月の総会において、流星群については一定のルールにて和名が見直され、「10月りゅう座流星群」と名付けられました。
流星群の活動の極大は10月8日頃とされています。三大流星群と比べると流星の数は多くはありませんが、毎年観測されています。