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ライター
古性 のち フォトグラファー / 物書き

1989年横浜生まれ。タイ・チェンマイ在住。世界中を旅しながら写真と言葉を中心にSNSにて作品を作るクリエイター。2016年の世界周遊旅をきっかけ多拠点生活をスタート。これまで訪れた国は30カ国以上。仕事は写真の他、コミュニティ運営やエッセイ執筆、SNSコンサルなど。雑記や旅写真を気ままに詰め込んだSNSの総フォロワーは現在20万人程。

こんにちは!コンテンツディレクターの阿部サキソフォンです。旅人の中には、旅をしながら仕事をしたいと思う人も多いと思います。「ライター」も、場所を選ばずにできる仕事の一つ。

フリーライターの「古性のちさん」は会社を辞めて7ヶ月の世界一周に出て、文字通り旅と仕事を両立しています。現在Webライターはたくさんいますが、独立してフリーとして活躍している人はごく僅か。

独立する時に不安はなかったのか?1記事いくらだったの?ライターとして働きたい人にアドバイスはある?TABIPPO.NETでも記事を執筆してくださっている「のちさん」に、フリーライターとして働く等身大の姿について伺ってみました。

 

お名前を教えてください。

古性(こしょう)のちです! よく「ライターネームですか?」と言われますが苗字は本名です。

 

自己紹介をお願いします。

1989年生まれの旅するライター。元美容師、Webデザイナーと賑やかな経歴の持ち主。2016年5月に株式会社LIGを退職後「なんとかなるかも」と見切り発車で独立し、7ヶ月間の世界旅に出発。「かわいいを探す旅」をテーマに世界中のフォトジェニックな場所や雑貨を切り取りながら17カ国を訪れる。

帰国後「旅を仕事にできる人をもっと増やしたい」の思いを胸に、フリーランスと各地を訪れる「旅、ときどき仕事」企画をスタート。現在日本・世界中をウロウロしながら、「旅する写真と言葉展」を企画、準備中です。

 

お仕事に必要な道具を教えてください。

ノートと鉛筆、PC、カメラがマスト。それだけあれば世界中どこでもお仕事できます。あとは美味しいお菓子とお気に入りの音楽があれば、なおばっちり。

 

ライターの仕事を始めたのはいつですか?

2015年の9月頃から。今でちょうど1年半くらいで、フリーになってからは半年経ちました。

 

最初は何に苦労しましたか?

私は他のライターさんとはもしかしたらちょっとスタート地点が違うのかなーと思っていて。もともと前職の株式会社LIGが、Webの制作とメディアの両方をやっている会社だったので、デザイナーからライターへ社内転職したんです。

なのでバリバリ働くプロのライターさんや編集さんが周りにわんさかいる恵まれた環境でした。ただその人たちとある日急に肩を並べて仕事をし始めたので、そのレベル感やスピード感に着いていくのがとにかく大変で。夜通しひたすら書く日が何日も続く・・・なんてこともぶっちゃけ多かったです。

 

ぶっちゃけ最初は1記事いくらくらいでしたか?

独立してから最初の記事は、確か5000円くらいで受けたと思います。その倍くらいできたお仕事(名前の記述はされないもの)あったのですが、最初は自分の名前が出る記事を中心に書きたいな・・・と思っていたので、値段<名前が露出できる記事を中心に書いていました。

 

記事単価が上がる基準ってありますか?

80%くらいの力で投げられた仕事を120%で返せた時なんかは、評価がグッと上がる気がしています。「この仕事は単価も安いし、このくらいの力でいいや」って手を抜いたものって、その気持ちごと担当者にやはり伝わるんですよね。

対「お金」ではなくて、対「人」であり、対「クライアントやユーザー」であることを忘れずに、どんな仕事も丁寧にやることが単価を上げる近道だと思います。

 

自分にとっての最高傑作はありますか?

難しい! 全部! (笑)
「反応がよかった」という意味ではこちら▼
ここがリモートワークの天国なの?沖縄県宮古島(みやこじま)に行ってきた

「ひとりでも多くの人に読んでほしい」と願ってやまないのはこちら▼
「Yes, I am Japanese」【旅の途中で】

 

ライターはブログもやったほうがいいですか?

よく「ライターになりたいです。でもブログはありません!」って方によくお会いするんですけど、「ライターになりたいです! ブログで毎日書いてます!」の方が、「おっ書くことが好きなんだな」 と興味を持ってもらいやすいです。

ブログはその人の為人(ひととなり)もよく見える、いわば「自己紹介シート」みたいなものだと思うので、まだ持っていない方がいたら作ることをオススメしたいです。ちなみにわたしのオススメは写真もマージンも美しいg.o.a.t

 

所属orフリー、どちらがおすすめですか?

どちらがよりベターかより「どちらも経験すること(選べるようになること)」をオススメしたいです。会社に所属「しなければならない」状態って、心が自由ではないなーと思っていて。自分はひとりでも生きていける、だけれど(だから)会社に所属することを「選んだ」or「選ばない」が大事なのかなと。

 

フリーになって一番大変なことは何ですか?

すべて自分でやらなければいけないこと! 細かいスケジュール管理から請求書の納品まで、誰も助けてくれません。いかに今まで会社に守られていたのかを実感する瞬間です。

 

今はいくつの案件を抱えていますか?

定期契約している会社が2つ、月連載しているメディアが3つ、単発で書いているメディアが数個です。その月によって変わりますが、月に平均10本前後を書いているような状況です。

 

最初と比べて、記事単価はどれくらい変わりましたか?

まだまだまばらですが「○円で書いてください」より「いくらで書けますか?」と聞かれることのほうが多くなったかな、と感じています。こちらから提案の余地がもらえるのは、本当に有難いことだなあと。

 

1日に何時間くらい執筆にあてていますか?

3時間くらいかな・・・? 実際手を動かす時間より、調べる時間(準備)の方が圧倒的に多いです。あとはスケジュール調整や人とお会いしたり、取材に出たり、写真補正したり・・・とちょこまかやってます。

ライター
古性 のち フォトグラファー / 物書き

1989年横浜生まれ。タイ・チェンマイ在住。世界中を旅しながら写真と言葉を中心にSNSにて作品を作るクリエイター。2016年の世界周遊旅をきっかけ多拠点生活をスタート。これまで訪れた国は30カ国以上。仕事は写真の他、コミュニティ運営やエッセイ執筆、SNSコンサルなど。雑記や旅写真を気ままに詰め込んだSNSの総フォロワーは現在20万人程。