さて、2012年新年である。
ご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は初めてのオフ会参加からネットワークが広がり、いろいとな方と交流が始まった
大変変化のある年でした。(それ以外の面は忙しいまま終わってしまったけれど)
年前に日記機能が使えるようになって、記念日記を書いて以来
なにもアクションがないので、某マイレビュアーさまからのリクエストもあり、
2012年一発目の日記を書いてみます。
そのお題とは「紹介サイトにおけるクチコミ」とは?
のっけから編集部に消されかねない内容(!)になるかもしれませんが、
どうぞお付き合いくださいm(__)m
※勢いあまって、かなりの長文になってしまいました、結論は6行下です。
あとは暇な方、興味のある方だけお読みください。
本当にスイマセン・・・
今年になって急に騒がれだした、食べログにおける業者の存在。
手法に関しては、報道等を参照してください。
ではなぜ、口コミが重視されるのか?
「お店と利害関係のない第三者である消費者自身の口コミというのは、お店から発信される情報より信頼度が高い。」
お店から発信される情報というのは、
「少しでもよい状態でお客様の目に触れたい」というお店の意識が働き
実際とは違う状態で掲載(わかりやすいのは料理写真や店頭の商品サンプル)されることが多く、
入店してみて「全然違うやん(ノ≧∇≦)ノ ミ ┸┸」という経験を大なり小なり皆さんはお持ちです。
ではなぜ、食べログだけが注目されるのか?
「食べログは運営の価格.com同様、消費者の口コミ中心にサイトが構築されているから」
某サイト(ぐ・・・ 以後「ぐ」)も某サイト(Y・・・ 以後「Y」)も某サイト(ホ・・・ 以後「ホ」)にも口コミ欄はあり、
実際食べログユーザーの方が書き込まれていることも多いかと思います。
ただし、「ぐ」他のサイトはお店がお金を払って、お店発信の情報を掲載する場であり、
口コミはあくまでも補完的なポジションで、件数も多くないために参考にしずらい面があります。
そして実際に掲載するには、それなりの費用がかかり、その費用も年々高騰しています。
費用をかけて掲載をしても、同エリアで同額払っているお店の掲載順はロジックが決められており、
梅田などお店が多いエリアでは、50件目、100件目の掲載順となることもあり、
費用ほどの露出は見込めないことから、解約する店舗も多くなっています。
ほら、経験ありませんか?食べログの店舗情報から「ぐ」のページに飛ぶと、
「お探しのページは見つかりません。」になっているのを。
ただ、掲載をやめたのはいいけれどHP持つのも費用がかかるし、というところで頼られるのが
お店発信の情報は載せられないけれど、口コミさえあればタダで掲載できる食べログの存在。
ただ、食べログも某サイトたちと同様に、お店会員を有料で募って情報を載せていますが・・・
(店舗ページのトップのタブと写真の間にお店紹介が入っているので、すぐわかります。)
あくまでも掲載順は、総合評価点順。
(これも沢山お布施を払ったところは、関係なくトップにきたりしますが・・・)
ではお店として、食べログで掲載順位を上げるにはどうするか?
・総合評価点を上げる
・アクセスを増やす(アクセスランキングに反映)
ここを助けるのが業者の存在です。大量のサクラ書き込みとマクロによるアクセスアップを有料で請け負うものです。
ミナミの某店で見たことがあります「食べログランキングトップ!」
その場で調べてみましたが、評価は3点そこそこ。業者さんを使ってアクセスランキングを上げてました。
でも、トップはトップ(食べる側からすれば意味ありませんが)。
これで、お客さんを誘導してもネガティブな口コミされたら元も子もないと思うのですが、
新世界や道頓堀のように、一見さんや観光客の方がメインで、
リピーターに期待しないお店ならそれもありなのでしょう。
実際に報道などを見ていると、評価を上げる報酬は「ぐ」に払うより安いことが多いようです。
そして、食べログ自身の注目度の高さもあり、高評価という効果は絶大、
お店からみたコストパフォーマンスからすると、「手を出しやすい」行為だということです。
ただ、ここで考えないといけないのは、「食べログの評価によって両極化が進んでいる」ということです。
評価の高いお店に来店が集中する一方で、最初数件の口コミの評価点数がたまたま低くなってしまうと、
食べログを見ての来店自体が減ってしまい、本来高評価となるべきお店でも、
評価を上げる機会が失われる(または時間がかかる)という問題。
逆のパターンの場合には、時間がたつとある程度評価点も落ち着いてきますが、
時間をかけて検索できない場合には、標準以下の評価のお店はどうしても省いてしまうことがあると思います。
この問題に関しては、食べログの信頼度が消費者から高くなっている証拠だともいえますが、
ヘビーユーザーよりライトユーザーが圧倒的に多いため、解決しづらいと思います。
ここに対策を打つなら、規定の件数に口コミが達するまで総合評価は計算しないとかになりそうですが、
これじゃ、ほとんどのお店が評価なしになってしまいますし・・・
2008年のリーマンショック以降、外食産業は大変厳しい状態です。
でも、なぜか飲食店の数はそこまで減っていません。
脱サラ、チェーン店の寡占化・・・ ただし飲食店は3年維持すれば立派と言われるほど、
敷居は低いのですが、淘汰が激しい業界のようです。
だからこそ、今回のような問題が発生するのだと思います。
ライトユーザーの方には酷な話ですが、あくまでも口コミとは「レビュアーさん自身の主観」であり、結果においては自己責任。
さらにそういう業者さんも存在するという前提で、食べログを利用しないと利用者自身に跳ね返ってくる、
つまり食べログも万能ではないということです。
食べログで検索して、もしそのお店が今ひとつだったとしても、
以前の (「ぐ」や店頭サンプルと)全然違うやん(ノ≧∇≦)ノ ミ ┸┸」 と同じ状態なんですよね。
それもまた一興!要は自身の見る目がなかったという事!
他人のせいにしないで、矢印は自分に向ける!
食べログを参考にすることで期待値が高くなってしまい、失敗したときの落胆が大きいのも良く分かりますが、
もっと気軽なスタンスで向き合えたらいいなと思います。