「蒲兵」(ヤマハスタジアム)

メディア寄稿実績

さわやか」一強状態が続く静岡遠征グルメ。安くて美味い。大人数でも入りやすい店内。駐車場完備。サポーター界において支持される理由は多々ある訳だが、その人気ゆえに入店待ちの時間がハードルになっているのも事実。予約ができない故に時間が読めない点は、試合前の訪問において難しさがある。

同予算における代案は「浜松餃子」だろうが、今回は予約可でちょっとリッチにご当地グルメを堪能したい層におススメの店を紹介する。そう、浜松といえば「鰻」である。

「さわやか」(ヤマハスタジアム/IAIスタジアム日本平)

2018年6月7日

「むつぎく」(ヤマハスタジアム)

2022年3月21日

お店紹介

「蒲兵」外観

予約必須

店名:蒲兵

住所:静岡県浜松市中区海老塚1-12-8

営業時間:(昼の部) 11:30~14:00 / L.O.13:00 / 予約優先、(夜の部) 17:00~19:00 / L.O.15:00 / 完全予約制11:00~24:00

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浜松駅南口より徒歩約10分。繁華街から少し離れた場所に「うなぎ」の看板。創業昭和49年の老舗。予約優先の案内になるため、店舗前にある5台分の駐車場が満車であることは少なそう。ランチタイムは飛び込みで訪問可能だが、週末は予約で完売になることが多い。店内には調理の様子を目の前で見ることができるカウンター席と、席の間隔が十分に空けられた形でのテーブル席が12席。静かな店内でゆっくりの食事を味わえる。

お品書きは定番の「うなぎ重」(松・竹・梅)に加えて、ボリューム抜群の「うなぎ二段重」と「うなぎ特盛重」がある。それぞれにお漬物・きも吸いが付いてくる。どのメニューも国産うなぎ&炭焼き。

食べるべき一品:「うなぎ特盛重」(4,440円)

「うなぎ特盛重」

こちらは「うなぎ二段重」(4,000円)。白米の中にも鰻が仕込まれている

きも吸い

抜群の旨さ。浜名湖周辺から一番おいしいものを仕入れているという鮮度なのか、伝統を受け継いでる職人の技術の賜物なのか、素人舌でも一口目で「こ、これは本物だ」と分かる豊潤な食感。

鰻の感想の定番である「外は香ばしく中はふっくら」の最高峰。調理の様子を覗かせてもらったが、タレをつけてから炭火で焼く際の手捌きは正に職人の動き。季節や気温に応じた焼き加減を変化させているそうで、静かな店内に響く鰻が焼ける音も食欲をそそる。

そして、50年受け継がれてきたという秘伝のタレが旨味を引き立てる。焼き上げるまでに鰻を3回タレにつけるそうで、相乗効果が凄い。鰻を乗せない「秘伝のタレごはん」がメニュー化されても売れる。タレだけで3杯白米をおかわりできる。

ヤマハスタジアム

まとめ

浜松市に数ある鰻屋の中で、値段と味のバランスが最も良さそうであろう予想で訪問した。その判断は正解だったといえる。鰻は味と金額の幅が大きなジャンルのグルメだが、この店の満足度は高い。「かばへ~」という店名の可愛らしさも良き。

ごちそうさまでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き