加藤一二三伝説
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「私から闘いを取ったら何が残るといえよう。勝負師である限り、命が尽きるまで勝負に明け暮れるのが棋士のさだめだ」
タイトルなど
- 名人 1期(第40期-1982年)
- 十段 3期(第7期-1968年度・19期〜20期)
- 王位 1期(第25期-1984年度)
- 棋王 2期(第2期-1976年度〜3期)
- 王将 1期(第28期-1978年度)
- 登場回数合計 24回
- 獲得合計 8期 (歴代七位)
優勝歴
- 王座戦 1回
- NHK杯戦 7回(歴代3位)
- 早指し選手権戦 3回
- 日本シリーズ 2回
- 天王戦 1回
- 名将戦 1回
- 高松宮賞争奪選手権戦 3回
- 日本一杯争奪戦 2回
- 六・五・四段戦 1回
- 早指し王位決定戦 1回
- 優勝合計 23回
将棋大賞
- 最多勝利賞 2回
- 連勝賞 2回
- 技能賞 1回
- 殊勲賞 3回
- 最優秀棋士賞 1回
- 最多対局賞 1回
- 東京将棋記者賞
その他
- プロ入り 14歳3ヶ月(史上2位)
- 王将リーグ入り 16歳
- 最年少A級 18歳
- 62歳までA級在位(史上2位)
- 最年少名人挑戦 20歳
- 最年少A級陥落 21歳
- A級149勝(歴代最多)
- 順位戦四期連続昇進(史上初)
- A級以上通算−36期(史上2位)
- 順位戦でのデビューからの4期連続昇級(史上2名)
- A級順位戦勝利 149勝(史上最多)
- A級順位戦対局 313局(史上最多)
- 4段〜8段まで毎年連続昇級
- 1973年 9段
- 2000年 紫綬褒章
- 通算最多敗戦 1180敗(2007年8月22日に1000敗達成・歴代最多)
- 通算1324勝 (歴代3位)
- 対局数 2505局(歴代最多)
- 棋士現役57年(歴代1位)
- 将棋栄誉賞
- 将棋栄誉敢闘賞
- 特別将棋栄誉賞
- 聖シルベストロ騎士勲章
- 西日本文化賞(社会文化部門)
百番指し
- 大山康晴十五世名人
- 中原誠十六世名人
- 米長邦雄永世棋聖
ひふみん評
- 米長邦雄「将棋をより極めるところまでいけるのはやはり加藤さんだろうと思う。」
- 中原「加藤さんは、長考してる時は何も読んでないけど、一分になるとものすごく読んでるんだ」長考よりもむしろ秒読みのときのほうが読みが鋭い」
「加藤さん相手だと、95点以上の手をさし続けないと負ける。加藤さんは90点以上の手を差し続けてくるから。
米長さんや大山さんだと、80点でも勝てるときがあるけど、100点の手でも負けることがある」 - 飯塚祐紀七段「加藤先生は秒読みになってから本当に強い。間違えない」
- 羽生善治「加藤先生の場合は相手を見ずに盤面しか見ていない。」
- 米長会長「猫好き9段」
- 羽生「あそこまで同じ戦法を貫かれると不気味ですらある。普通、研究され対策されることを考えると、
一つの戦法をとり続けることは、一つの行き方ではあれ現実に実行する人はほとんど居ない。しかし加藤
先生に限っては、全くそれを恐れていないようだ」
加藤一二三氏を彩る数々の伝説
- 1981年に10段位になる、加藤12310段だった。
- 一二三二冠王だった。
- 神武以来の天才と呼ばれる
- さすが一分将棋の達人、一分将棋中にもトイレに立つ
- 米長さんとのタイトル戦で「滝を止めてくれ」と要望
- 米長さん曰く、「変人と奇人の戦いです」
- biglobeの動画配信でストーブの話や滝を止めた話を熱弁
- 郵便局へ切手を買いに行くが、将棋の事考えてて何買うか忘れてる。
- ママチャリで買い物、ネギを購入。ミネラルウォーター売り場の前でやっぱり長考
- 羽生にらみもびっくり、天井のテレビカメラを睨み付ける
- 自戦記、「私は・・と指した。すると、・・と受けた。私は・・とした。(以下繰り返し)」
- 感想戦で二歩
- 三浦七段との“冷房スイッチ、オン・オフ合戦”
- 相手の後ろにたって盤面を覗き込む、先後同型のときも反対側からのぞき込む
- ↑の時に、ネクタイが相手の頭にぶつかった事もある
- ネクタイが異常に長い、「人から見て長く見えるのはわかっています。でも自分ではまだ短いように思うのです。」戦いに挑む闘志の現れ
- エアコンの音が気になるので消そうとしたら、間違えて部屋の照明を消した
- 名人戦で詰みを発見して「ウヒョー!」
- 夕休のある順位戦だけは成績がいい
- 新聞記事、一二三九段ってぱっと見何段だか分かりにくい
- ズズーーーー、ズズズズーーーーー
- 対局中に、将棋盤や記録机の位置を直す
- 対局中、自駒も相手の駒もかまわずベタベタ触るため、対局相手が怒ったことがある
- 対局へは和服にスリッパで望む
- マイストーブを対局室へ持ち込み、対局者に向けて対局開始
- NHK杯の紹介「ちょっと行動がアレですが、いえかなりアレですが、なんとまぁ元名人です」
- 盤が畳の目に沿ってないと気になるこだわりがある
- 地震で新幹線が止まる、文明の利器により連絡を取り、止まった段階で食糧を確保、得意の持久戦も覚悟
- 対局中対戦相手と「熱い」「寒い」論争
- なんと師匠を逆破門
- その後、後輩の弟子になる
- 原田と地方巡業中、体調の悪くなった原田を家まで送る。
- テレビ中継のある銀河戦で待ったをして相手と言い争いの喧嘩、銀河戦出場停止となる。
- 詰め将棋のヒントを求められ 「まず王手をします」
- 加藤一二三氏からの手紙には、30枚くらい切手が貼ってある。
- バザーでは、詰め将棋コーナーを常時開設
- 達人戦、準優勝賞金を手渡すために、米長会長とひふみんが向き合っただけで場内爆笑
- 全ての昇級の最年少記録を持っている
- 立会人の時は、対局者に気を使う、蛍光灯の明りの量まで調整
- 米長会長に「対局者じゃないんだから落ち着け」と注意される。
- 立会人になったときは、座布団の色にもダメ出しをする。座り心地よりも色が大切
- モスグリーンの座布団はダメ、この色を前にしていると闘志が沸かない
- 自然にしか存在しなさそうな色は落ちつきすぎて、カッカしないからダメ。闘いの場では若干カッカしていたい。
- ブルーの座布団を使う時も向きが重要、右前に無地が来るとくつろげる。柄が来ちゃうと息が詰まりそう
- 緑色の座布団が気に入らないと、青色の座布団と交換させた
- 森内名人と達人戦での対局の時に負けた理由はモスグリーンの色が目に入ってしまったから
- 近代将棋で「イタリア旅行記」を連載
- 「青蛙負けるな一二三ここにあり」
- 竜王戦前夜際で乾杯の音頭を担当。「乾杯!」の合図と共になぜかマイクの方を高々と掲げる。
- テレビの対局で投了するような形成になったが、解説が面倒くさいのでそのまま粘って戦っていたら、逆転して勝ってしまった。
- 関西の天才児加藤くん、対局係を勤めたときは対局者が長考してる時は似顔を描いてた
- 長男が生まれたとき、順位戦が一位だったので「順一」と名付けた
- A級なのに勝率三割台
- 佐藤(康)棋聖が一手も指さずに退室。解説のひふみん「私も1年に1回くらい、このような振る舞いをすることがあります。」
- 対局の部屋に入って、部屋の片隅、床の間辺りをジーッと見ている。ストーブのコンセントを挿す穴を探していた
- エレファントカシマシのボーカル宮本浩次は彼のファンで近年、彼のしゃべり方を手本にしているという
- 盤は部屋の中央に置く。安定していて気持ちいい・・・それに対して動かしてくる相手はいない
- しかし、意見の合わない相手が!その相手に「私と貴方は全く平行線、いくら話し合っても解決しない。くじ引きにしましょう」
- 無人島に持って行きたいもの「羽生さん」
- 森内名人とは、車で1時間一緒に移動しても会話はゼロ。
- 羽生さんとは、同じ電車で移動する時に、2時間もっぱら、しゃべりっぱなしです
- 森下卓九段との対局前に眠れない→ワイン飲む→眠れない→快勝!
- 自分はあまり考えず、ぶっつけ本番の方が上手く行くタイプ。準備の段階で疲れちゃう好奇心が失せる
- 準備段階で時間をかけ過ぎちゃうとトキメキがなくなっちゃう
- 孫がおなかが空いたときにおにぎりを作ったら大好評だった
- 自転車に乗ったまま指揮者のようなしぐさをする
- 感想戦では、勝ったときは機嫌よく笑顔でしゃべり続ける。
- ひふみんには皮肉は通用しない
- 封じ手開封の一コマだけで5分間しゃべり続ける
- 娘からは「パパ様」と呼ばれている
- 東急将棋祭りではギリシア旅行や勝った将棋の自慢話をする
- 対局中には自分の駒はおろか、相手の駒までチョンチョンする
- あまりにチョンチョンしすぎで、相手が怒ったことがある。
- 対局が終わった後もチョンチョンしてる。
- 感想戦でもチョンチョンしてる。
- 対局前には研究しすぎて、就寝が未明になってしまうのが今の課題
- ひふみんが抱っこした子供はなぜか泣かない
- ネット対局ではマウスを両手持ちする。
- ネットの指導対局でもマウスポインタで相手の駒をチョンチョンする。
- 指導対局はクリックミスで負ける。
- ネット指導対局の感想戦では「ニルスの不思議な旅」の話を始める
- 東京ラブストーリーを熱心に見ていた。
- 将棋が好きになった理由は、必然性があるから
- 指していて楽しい相手は、自分の構想通りに指してきてくれて、勝たせてくれる相手
- 本番でも勝って、1週間後の感想戦でも勝つ
- フランスの将棋掲示板でも人気がある。
- 将棋祭りのトークショーでもキリスト教の話が大半を占める。
- 自分の将棋が一番研究されていると、自慢話をする。
- トークショーで30分以上喋った後、控え室では更に絶好調だった。
- ネットでひふみんと呼ばれているのは知っている。お気に入りで喜んでいた。
- 節電の夏なんて関係ない、エアコンの温度設定を22℃に設定、対局者に24℃まで上げられるが、19℃まで下げ直して対局。
- 子供の宿題を率先してやる(算数以外)
- 子供の宿題の絵日記のために旅行に行った(堺市の仁徳天皇陵など)
- 神武以来の天才の異名は勝手に独り歩きしているらしい。あまり興味がないらしい。
- 野球をやらせればなかなかのもの、サードの守備が得意でファーストへの送球のフォームが美しい。バッティングはダメ
- 娘を幼稚園に送ってから対局へ通っていた
- アイドルとのイベント対局でベートーベンについて力説する
- 脇息を割った
- 19,20,21世紀生まれの棋士と戦ったことのある
猫とひふみん
- 雨宿りをする猫4匹に「ハロー」と手を上げて挨拶。「君達も、将棋に興味があるのかい?」
- 野良猫に餌やりで近隣住民より提訴される
- 元々は犬派だったが、猫同士で助けあう姿を見て猫が好きになった。
食べ過ぎひふみん
- 両方のポケットに鰻代を入れているのは都市伝説。実際は背広の内ポケットから払っている。
- 1月に病院に運ばれて精密検査をした結果、体調崩した原因は「食べ過ぎ」とのこと
- みかんゼリーを10秒で食べる。3つ立て続けに
- 米長とのみかん食い合戦。山盛りに置かれたみかんの山があっという間に無くなる。みかん食い合戦に負けた米長が勝負にも負ける。
- 明治のチョコレートが大好き、二枚まとめてバリボリ食べる
- 「私は一日8枚食べることに決めているんですネ。ハイ」
- 対局中にはちみつをチュウチュウと舐めだす
- 対局中、十数本のバナナを房からもがずに平らげた。
- おやつに板チョコ10枚食べた。 数枚まとめてバリボリ。
- チョコレートは箱単位で買う
- カルピスを魔法瓶に2本作ってきて、あっという間に飲み干した。
- 局時の食事はうなぎだけ →過去に、天麩羅を注文したところ、時間までに届かない事があり、危険なのでうなぎだけ
- 鍋焼きウドンも好きだが、将棋会館近くの店は良い店なので、蓋を取っても中々冷めず、短い休憩時間では食べられないので止めた。
- 寿司も好きだが、あくまでうなぎが届かないときの代用品
- 冬でも温かくても冬でもうなぎ、昼間二匹、夜は三匹。しかし、対局の時のみで普段はそんなに食べない
- バナナは房から取らずに食べる
- 立会人を務めたとき、関係者が夕食の心配をしているのを見て「食事は、簡単に食べられるうな重あたりがよろしいのではないですか」とアドバイス
- タイトル戦対局中におやつを買いに外出、ミルクだケーキだ大福だ
- 王位戦の昼食に、「すしにトマトジュース、それにオレンジジュースとホットミルク、天ざる」を注文
- 三時には「メロンにスイカ、ホットミルク三杯にケーキ、モモ」を注文
- 米長もみかんお盆いっぱいを注文するが、おやつ合戦に負けた米長が勝負にも負ける。
- 対局中は加藤は背広の両ポケットにうな重の上の代金2100円ずつを入れていて、注文時に嬉しそうに出す
- 十段戦で、米長とのミカン食い決戦、記録係が「ミカン臭くて死にそうです。」と助けを求める。ミカン合戦に負けた米長が勝負にも負ける。
- チョコレートは明治の昔からあるタイプのものしか食べない。新製品ではダメ。無いときは対局中でも隣町まで買いに行く
- 夕食から一時間も経たない、対局中にバナナを注文。カゴいっぱいのバナナを全部あっという間に平らげた
- 鍋焼きウドンとおにぎりを9個購入、対局前にはおにぎりの山が築かれるが、対局中にはおにぎりが消え失せた
- 「おにぎりはもともと戦の食べ物。夜戦に備えて注文しました」
- トマトジュース一本を飲み干すのに9秒、谷川名人に測って貰った
- タイトル戦の最中におやつを買いに外出
- 焼き肉を食べるときは網と網の間に座って、両方の網から取って食べる。自分では焼かない
- 他の棋士も加藤先生の食事が気になるのか、奨励会員のひとがメニューを聞きにいくときはシーンとしずまりかえる
- 米永会長の週刊誌の連載「名棋士列伝」でも加藤一二三の時はうなぎばっかり食べてる話
- カゴ一杯のバナナをすぐに平らげたひふみんを見て、記録係の東くん「この人は天才だ!」
- 対局の途中に蜂蜜をチュウチュウ舐める
- 一分間にみかんを三つたべる、対戦相手の羽生も局面を見ずにそちらに注目
- チョコは1日2枚食べることにしている
- 30年以上、対局の昼夜はうなぎを食べ続けた。
- 日本将棋連盟にはうなぎ支部があるが、ひふみんは参加していない
- 戸部七段を初めとして、対局中にうなぎを食べる若手が出てきて、ひふみんは満面の笑み
- 対局前の朝に、トーストを八枚食べてから対局に臨んだことがある。
- 対局中の4時にケーキを食べ、夕食は天ぷら定食、その後にまたケーキを買ってきてもらった事がある。
- 暑い日はガリガリ君を2本食べる、梨味がお気に入り
- 対局の夕食にはカキフライ定食とチキンカツ定食をダブル注文して対戦相手をビビらせる。その伝説は囲碁界にも響き渡った。
- 解説に登場、昼飯に麻婆豆腐+かに玉+中華粥を注文
- みかんゼリーを10秒で平らげる
- 昼食はどうしましょうと尋ねられて「トースト8枚に2倍のオムレツ、それにホットミルク、ミックスジュース、コーンスープ、飲み物は全部2杯ずつね」
- 対局中の飲み物は飲み物はと尋ねられて「カルピスをポットに満タン(2リットル)」しかも午前中に飲み干した
- 負けたら引退がかかっている対局でも、チーズを持ち込んで食べまくる。
- 対局中にケーキ3つを注文して一気に平らげた
棒銀とひふみん
- 棒銀を差し始めたのは、NHKラジオ対局での大山戦から。
- 棒銀をさすのは、作戦負けになる事は無いから、負けるパターンは途中で判断の誤りで負けてしまう。判断の誤りを無くせば勝てる。
- 将棋の解説に登場、対局者が棒銀以外の手をさしたときは「何で棒銀にしないんでしょうか」「いや、ここは棒銀ですよ」「あれれ、棒銀にすればいいのに」と棒銀をプッシュ
- 四間飛車に対しては矢倉もあり私の新戦法だが、ずいぶん勝っている。経験では矢倉のほうが堅い進行になり、差をつけて快勝している。→大山十五世名人に快勝!
- 先手のときのほうがよいが、後手棒銀も決して無理ではなく、作戦負けにはなっていない。私以外の棋士の採用率は決して高くないが、私はこれからも棒銀を指すつもりでいる
- 藤井システムにより、居飛車の持久戦策がつぶされるさまを見て語る:しかし居飛車側が一方的に攻められている棋譜を見て、どうして棒銀を指さないのだろう、と思う
- 棒銀はどんな戦法にも対応する事ができる。
ひふみん名言集
- 直感精読
- 自分が勝った将棋は快勝、負けた将棋は惜敗か逆転負け。全て勝てると思って指している。
- 「将棋は序盤がすべてで序盤で優位に立てれば勝てるんです」
- 「金は王様を守る頼もしい駒」
- 「銀は営業部長」「拡大していって、業績を上げていく」
- 「私から闘いを取ったら何が残るといえよう。勝負師である限り、命が尽きるまで勝負に明け暮れるのが棋士のさだめだ」
- (なんでもない序盤で長考するのは)「闘志をみなぎらせるため。」
- 「人々に感動を与えるものを芸術呼ぶならば、私の将棋は芸術でもあります」
- 「確かなものを追求し、美しい将棋を指すように努めてゆく過程で、将棋が芸術にまで昇華できることを経験した」
- 「振飛車に対する矢倉囲いは、私の経験上、そう簡単には潰れない」
- 「詰将棋は虚構の世界」
- 将棋は伝統文化ではなく、芸術です!
- 「勝負と信仰は表裏一体である。」
- 羽生将棋はダイナミックで豪華絢爛、なおかつ勝負強い。その勝負哲学は絶品といえる。
- 若手はパソコンで序盤を研究しているというが、実際に指してみると大したことないと思うことも正直多い。
- 引退するという気はかけらもない。まだまだ名局を指しつづけることができると思っている。
- (他の棋士も)将棋を一生懸命指しているのは分かるが、もう少し精神的な深みを加えてほしいと思う。
- 「対局中一番動くのは羽生、二位が自分、三位が佐藤康光」
- みんな私が棒銀を指すのを知っていて、色々対策をしてくるんだけど、それでも3割は勝てる。
- だから棒銀はそれだけ優秀な戦法なんで、3割勝てるうちは私は棒銀を指し続ける
- 先崎学八段が120面差しの記録を作ったことに対して「わたしなら二百面できます」
- 敗勢になったとき「我が才能をもってすればなんとかなるはずだ」
- 「先輩だからと言って簡単に折れてはいけない」
- 生涯一度も風邪をひいたことはありません
- 羽生マジックを見て「ヒャー!」
- 「将棋は芸術。モーツァルトの曲のように、将棋もしっかりした解説があれば感動を与えられる」
- 「良い将棋を指したいという気持ちが大切です。勝ちたいと思う気持ちがあっても、良い将棋を指そうと思うと勝てる事が多いのです。」
- その人に対して愛情がないと、正しく評価することはできない
- 「若さに任せた力は、十分に経験されたじゃないですか。それを把握しきったことを、自信にしたらどうでしょう?」
- 引退について(61歳A級にいたときのインタビュー)
- 今でも、十分濃い内容の将棋がさせている。
- 健康面での問題さえなければ、
- 今後もまだまだ名局と言われる棋譜を残すことができると思う。
- 引退などかけらも考えていない。
- 今引退してしまったら、まだ将棋の事が7割ぐらいしか
- 分からないまま引退してしまうことになる。
- 50や55ぐらいで引退してしまったりしたら
- 将棋のことをまだあまりよく分からずに引退してしまうことになってしまう。
- 「将棋というのは…。これはいつも思うんだけれど、将棋というのは難しいねぇ」
- 「負けることは神様の思し召しで、負けたおかげで人生が上手くいくこともある」
- (棒銀を指して負けた時に)「棒銀が弱いんじゃない、自分が弱いんです」
- 「勇気を持って元気に指す」
- 「まった、まった」
- 「っつモぴゅゥーーぐッパ」
- 「ぎょぎょぎょ」
- 「がきょっ」
- 「うっうー」
- 「将棋で大切なのは理論ではない、気合が大切」
キリスト教とひふみん
- 将棋は神に与えられた天職
- 将棋世界連載、自戦記で「キリスト教について」
- 洗礼名はパウロ
- 一番好きな聖歌は「ごらんよ空の鳥」
- 対局中の賛美歌ハミング
- 対局中に対局室のある4階から5階にあがり、賛美歌を歌いながら神に祈りを捧げる
- ルルドのホテルで昼食後、ロビーでくつろいでいると、外国人の神父から「あなたは神父ですか?」と聞かれた。ひふみん「もちろん違います。」と答えた
- バチカンから「聖シルベストロ騎士勲章」受章
- 私は棋士ですが、このたびは騎士にもなりました。ヴァチカンに事件でも起きれば白馬にまたがってはせ参じなければいけません
- 敬虔なカトリックのため「一分将棋の神様」と呼ばれるのが嫌、「一分将棋の達人」と呼ぶように懇願
- 自戦記の中にいきなり「聖アウグスティヌス」の話が出てくる
- 将棋の本なのに巡礼の旅の項目が出てきて、将棋の話が一切出てこなくなる
- 波や車の音がうるさいと宿を変えて貰ったことがある、しかしクリスマスの賛美歌には文句を言わなかった。
- 奥さんと一緒に四谷の教会でカップル相手に結婚相談を行っている
- 名人戦の対局の前には、朝の教会のミサへ出席
- トルコへ巡礼旅行の旅行。将棋の自戦記として将棋雑誌へ掲載
- 毎食、賛美歌を歌ってから食事を摂る
- 近所のカトリック教会でバザーなどでボランティアで将棋を教えている。駒と盤を10枚持参する。
- インタビュー番組ではローマ法王と合ったことや、勲章を貰ったことを自慢
- 将棋の著書の半分はキリスト教、カトリック教入門
- 祈ることによって意気軒昂になれる。
- 将棋は勇気を持って元気いっぱい闘わなければならない、祈ることによって自然に充実した心境になる。
- キリスト教の神様がかなえてくれるタイミングも「定跡」と言う。
- タイトル戦で手を迷った時、キリスト教のミサを聞き、ぱっとひらめいた手をさしたら勝った。
- サイン色紙へは聖書の言葉を引用して書く
- 心身ともに絶好調に持っていくためにお祈りをしたり聖書を読んだりする。
- 地方の対局に出掛ける時には、必ず近くに教会があるかどうかを調べて行く
- 中原との名人戦の時に、二日目の夜、終盤戦の最中に庭先へ出てお祈りをし、聖歌を歌っている
- カバンの中には聖水を常備、お腹の痛くなった先輩に飲ませる
ひふみんと解説
- テレビで対局の解説をするが、関係ない手筋にまで解説を始めて対局の研究を始めてしまう。アシスタントや番組を置いてけぼり、解説に解説が必要
- 解説では、解説せずに一人で納得
- 解説で出演した後の感想戦でも対局者より喋る
- 解説に出てきても棒銀を勧める
- 王将戦の大盤解説に出てきても自分が対局数の一番多い棋士であることを自慢する。
- 米長とひふみんのダブル解説では、隣の羽生さんが笑いを堪えるのに必死だった。
- 解説に出てきても。最善手を求めてる。
- 「羽生さんの負けですね!(断言)」 →数分後 →「あれ?あれれー!!?」
ニコニコ動画とひふみん
- ニコニコ動画の解説では、喋り過ぎで対局終了までに解説が終わらず、時間を延長してもらう
- ニコニコ動画で一手目から解説していたため、終局までに解説が終わらず
- ニコニコ動画に加藤一二三ちゃんねるを開設
- ブロマガ「ニャンとも言えない一二三伝説」を開設
- 12/3はひふみんの日として、生放送を実施する。
- 目の前のケーキをチラチラと見ながらしゃべっている
燃える闘魂ひふみん
- 気合が乗ってくると膝立ちになりズボンをずり上げる。
- 将棋とは「格闘技」、対局は「試合」
- 将棋世界の紹介文「燃える闘魂 加藤十段」
- 勝負どころで飛車を両手で打ちおろしたら真中から割れた、他の駒をはじき飛ばした事もある。
- 盤を割ったことがある。
- 余りに強く打ち付けるため、対戦相手がそちらに気を削がれて勝負に集中できない
- 割れやすい駒について語る「一番割れやすい駒は飛車」
- 将棋日本シリーズ前日。アマチュア相手に本気で勝負!空咳・チョンチョン・駒を全力で叩きつける。
- ある下手は入玉され、他の下手は駒を全駒取られ状態、他の下手には頭を抱え込んで動かなくなっていた。
- 全局大圧勝で幕を閉じた「今日はアマチュアの方と本当に楽しく、また気分良く将棋が指せました、
- 明日もこの調子で将棋を指したいです」
- 対局中に望ましい態度・・ 元気いっぱい、明るい気持ち、前向き、積極、喜ばしく、快活で元気よく、勇気を持って。
- →持続をするためにお祈りをしたり、聖歌を歌う。怯んだり、弱気になったり、落ち込んでる状態は望ましくない。
- 「一番割れやすい駒は香車」
- 大山名人との対局中、気合いを入れて打った駒が名人の方へ飛んでいく。手のひらに乗っけてもらって、時間切れにならなくて済んだ
- 将棋の駒を打つときの音の高さは自信の表れ。元気良く指すと次の好手につながる
- 旅行先でファンに言われる「最近、駒音が高くないが、どうしたのか?」→駒音を高くしなければいけないと思った。
- ファンから「空咳を復活させてください」と言われた→空咳は相手が迷惑だからやめた
- 駒を打ったときに、右端の香車が飛び上がった
- 迷ったときは、勇気を持った手を指す。
- 勝った1300局のうち、名局は1000局くらい
- 負けた大局には名局は存在しない
- 明らかな敗勢でも常に真剣
- 17歳時の雑誌の連載の内容が「将棋の駒を打つ時の音」
早打ちひふみん
- 常に最前の一手を考えるため、持ち時間がすぐになくなる。六手目に二時間近い長考をし、一手に七時間を掛けたこともある(第7期十段戦第4局で一手に夜7時から0時まで、翌日2時間)
- 口癖は「あと何分?」、秒読みに入っても「あと何分?」
- 「あと何分?」「1分です」「あと何分?」「1分です」「あと何分?」「1分です」「あと何分?」
- ついにキレた記録係。 「1分だよ!」
- 記録係「20秒、1、2、3」 「あと何分?」「もうありません」
- 解説の森内氏も大爆笑
- テレビ東京の30秒将棋に出場したときも「あと何分?」
- 他人の対局でも「あと何分?」
- 立会人でも「あと何分?」
- 解説に出てきても「あと何分?」
- 長考をした後は、焦りを感じる
歴代単独2位になって
いつもいい将棋を指すためにずっと戦ってきまして、盤の前に座った時から「今日は絶対勝ちたい」と勝つつもりで盤の前に座っているわけです。
「今日はなんだか、心身ともにさえないので、今日の将棋はちょっと……」という気持ちになったことはほとんどないです。
私は若いころから、誰と戦うことになっても「勝負だ!」と思ってやってきましたからね。
これからも健康に留意して、いい将棋を指すための努力を続けていくつもりです。