2009/01/18(Sun)
今朝のTBS「時事放談」で、片山善博さんが、解散しようにもできない麻生さんを皮肉って、「本降りになって出て行く雨宿り」との江戸の川柳を持ち出したのには、おもわず、笑ってしまった。
たしかに、これから9月の任期切れまでに、いま、自民党に降り注いでいる雨がやむようには、見えない。
なぜなら、この雨は、麻生さんが総裁であるがための雨ではなく、賞味期限が切れた自民党に対する「飽き雨」(あきさめ)なのだからだ。
それにしても、自民党自身が昨年10月25日付で調査した全国選挙区の調査結果には、驚いた。
選挙対策委員長ご自身が、選挙区で大負けしていると言う結果なのだから。
秋田でも、自民党が勝っているのは、元参議院議員が出る秋田2区のみ、あとの選挙区は、ボロ負けであった。
自民党さんは、その後の調査もされたのだろうが、いい結果はそのあとも、生まれていないのだろう。
何でも、この川柳は、『柳多留』(参考サイト)という、江戸時代中期から幕末までの長期にわたって、毎年刊行された川柳の句集に納められているもののようだ。
ほかにも、今の政権になぞらえると面白い句をいくつか。
ちかづきを考えて居る雨宿り
なんか、傘もってる、知ったやつ、とおらんかいな。
雨やどり額の文字を能く おぼえ
額の文字には、解散とかいてあるんかな?
餅はつく是から嘘をつくばかり
ふんふん。なんとなく、消費税問題にも重なってきますね。
あくる日は夜討と知らず煤をとり
政権交代間近しというのに、三年後の消費税問題を話し合っているおめでさたさ—-ってとこですかね。
雨宿り はるかむこうは 蝉の声
えっ?せみの声を聞く頃でも、解散は無理かも——
いやいや。せみの鳴く頃には、自民党を利する別の一件も浮上か—
自民党に残された起死回生ってのは、このことなんでしょうかね—
その他
逃げしなにおぼえてゐろは負けたやつ
問ふ人が ただの人なら ただの鳥
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