プレゼンは上手く行かないと非常に退屈です。しかし、『Harvard Business Review』誌上で、どんなプレゼンでも面白くなる簡単なアプローチが紹介されていました。プレゼンに悪役・被害者・ヒーローという3つのフレームワークを導入するというものです。馬鹿馬鹿しく聞こえるかもしれませんが、これは「人間は物語が好きだ」という考えに基づくものです。この3つの要素を加えて戦わせることでプレゼンがもっと面白くなります。『Harvard Business Review』誌には次のような例が挙げられています。

ソフトウェアにおいて、悪役になるのは遅い動作やプログラムの信頼性の低さです。被害者はそれに苛立つユーザー。ヒーローは、正しく動作する効率的な最新のテクノロジーになります。ヘルスケアでは、悪役は病気だったり思わしくない予後でしょう。被害者は患者や家族で、ヒーローは効果的で優しい治療です。製造業界では、悪役は値の張る製品や欠陥製品でしょうか。被害者はそれを買う消費者で、ヒーローは安全で期待通りの商品です。

これらの3つの要素がプレゼンにあると、自然にストーリーが生まれ、プレゼンがもっと面白くなりますよ。もちろん、すべてのプレゼンに当てはめることができるわけではありませんが、良いブレインストーミングになることでしょう。

Thorin Klosowski(原文/訳:コニャック

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