先日紹介した『Minbox』はその革新的なファイル送信の性能はもちろんですが、プロモーション用の動画がとても個性的で、我々をワクワクさせてくれました。
その内容は既存のサービスと自社のサービスのスピードの違いを音楽の曲調やテンポで表し、具体的な説明をほとんど省いたものでした。
動画は不思議です。音楽やストーリー、登場人物をうまくミックスすることで、説明を抜きに、私たちの「心」に直接その製品・サービスの魅力を届けてくれます。
今回はそういった「空気感」を重視したテック系サービスのビデオを紹介しましょう。
Wake
アラームアプリ『Wake』の紹介動画です。シンプルでかっこいいインターフェイスが、クールなアパートメントに住む主人公の雰囲気からも醸しだされています。
Dcovery
旅行用ブックマークサービス「Dcovery」。ただ旅の良さだけを伝えるだけのビデオです。具体的なサービスの説明は抜きでも、「旅したい」そう思わせてくれたことで、このサービスへの関心が高まります。
Facebook Home
Facebookの携帯向けサービス、「Facebook Home」。世界中の人に携帯を通じてつながっている。壮大さに思わず鳥肌がたちました。
Waygo
中国語から英語への翻訳を行うアプリ『Waygo』。アルファベットにしか読めない人にとって、英語のメニューがない中華料理屋は不安以外の何物でもないでしょう。「このアプリがあってよかった」、心の底からそう思わさせられるビデオなのかもしれません。
Checkmark
位置情報を把握するリマインダー『Checkmark』。「スーパーに行ったら牛乳を買う」など、リマインダーの役割をコミカルなキャラクターが演じています。NTTドコモのCMで渡辺謙氏がスマホ役をやるみたいなものでしょうか。リマインダーへの固いイメージがなくなり、愛くるしいものとなります。
Instabridge
Wi-Fiパスワードをシェアするためのツール『Instabridge』。友達と一緒にいるとき、仕事中、彼女との別れなど、主人公の一日を追いかけた様々なシチュエーションで実際に同ツールを使ってみせることで、その利便性が知らないうちに頭に入ってきています。
Willcall
イベント情報アプリ『Willcall』(日本未対応)。ライブに行く前のドキドキする気持ちがかっこいい音楽とともに紹介されています。イベント情報、チケット購入、友だちとシェアまでの一連流れができるよう。日本にはやく上陸してほしいサービスです。
Skitch
Evernoteとの連携が便利な画像編集アプリ『Skitch』。使い方に悩んでいる人はぜひこのビデオを見てください。おそらく説明がはじまるまえの前半時点で十分アプリの「目的」を理解できるでしょう。
Glide
インスタントビデオメッセージングアプリ『Glide』。とにかくビデオに出ている人たちが楽しそうです。不思議なもので、こう楽しそうにされると、思わず試したくなってしまいます。
(五十嵐弘彦)