もう、来週は3月なんですねぇ。
早いもので確定申告の期限(還付の場合まだ大丈夫!)まで、あと2週間あまり。ようやく書類ができたので、税務署に持っていったら数時間待ち...なんていう話を聞くたびに、今年こそは「e-Tax」を使ってみようと思っている人もいるのでは?
平成16年2月から始まった電子申告・納税システムですが利用者は順調にじわじわと滴る岩清水のごとく増えてはいますが、分かりにくいとの声が多いのもまた事実。私も昨年初めて挑戦したんですが、非常にめんどくさかったです。特に事前の準備が。
そんなユーザーの声は当局に届いてはいる模様で、e-Taxの説明書が国税庁ほか、各地域の国税局で独自に作成されています。これだけあれば一つくらいは分かりやすいのがあるのではないだろうか?と思いましたので、これからe-Taxを始めようと思っている人にオススメしたい、e-Taxマニュアルベストワンを以下にてご紹介します。
【国税庁のマニュアル】■e-Taxソフト操作マニュアル(平成21年1月版)<PDF>
→税理士を通じて電子申告する場合はこちらもどうぞ。
【仙台国税局のマニュアル】 【関東信越国税局のマニュアル】■はじめよう!e-Tax(国税庁ホームページから直接送信)<PDF>
【東京国税局のマニュアル】■はじめよう!e-Tax ~事前準備マニュアル~(平成20年9月版)<PDF>
■はじめよう!e-Tax ~初期設定マニュアル~(平成20年9月版)<PDF>
■はじめよう!e-Tax ~法定調書作成編~(平成20年1月版)<PDF>
■はじめよう!e-Tax ~平成20年分所得税の確定申告書作成編(国税庁ホームページから直接送信)~(平成21年1月版)<PDF>
【広島国税局のマニュアル】 【高松国税局のマニュアル】
ざっと目を通したところでは、細分化されている東京国税局のマニュアルが一番丁寧で分かりやすかったと思います。初めてだったり、他人に説明する場合に最もオススメですね。
その他の手順については国税庁のマニュアル一覧ページを。手順や流れをつかみたい方には、動画での説明をしてくれるWeb-TAX-TVもありますので、そちらもご参照あれ。
ちなみに確定申告を行う必要がある主なケースは
●給与所得が2000万円以上
●給与所得以外の所得が20万円以上
→主なものとしては株・先物取引・FXなどで利益を得た場合
●住宅ローン控除を受ける場合
●医療費控除を受ける場合
など
※110万円以上の贈与を受けた場合、相続時積算課税制度の適用を受ける場合は贈与税の申告が必要。ただし贈与税はe-Taxに未対応です。
参照:平成20年度確定申告特集
該当する方は、そろそろ準備を始めたいところですね。e-Taxの残念なところは住基ネットカード関連の申請をするには、平日の開庁時間に役所へ赴かなければならない点(例:豊島区)。これが土休日でも可能になれば、利用者も増えるでしょうね。
(常山剛)
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