SEOやWeb制作を行う上で、サイトの分析やチェックが必要になる事も多いと思いますが、作業効率を上げる為にFirefoxをまっさらな状態から完全なSEO・Web制作仕様にカスタマイズする方法をご紹介します。カスタマイズと言ってもアドオンをインストールするだけですので、誰にでも簡単にできます。
SEO関連
SEO for FireFox
Googleの検索結果にSEOに役立ちそうな情報を表示する事ができます。また、nofollowリンクを視覚的に分かりやすくする機能もついています。
利用する為には無料ユーザ登録が必要です。メールアドレスとユーザーネームを登録し、送られてきたメールに記載のパスワードでログインし、さきほどのダウンロード画面からインストールできます。
「ツール ⇒ SEO for Firefox ⇒ Option」で表示したくない項目は消すことが出来ます。Automaticが自動表示、On-Demandがクリック表示、Hiddenが非表示です。nofollowリンクを検出する場合には、nofollowLinksにチェックを入れます。背景色は変更可能です。
SeoQuake
開いたページの上部に、Google・Yahoo・Bingのインデックス数などを表示します。デフォルトのままですとSEO for FireFoxのように検索結果画面にも表示されます。
SEO for FireFoxをインストールする場合、両方表示されると検索結果がごちゃごちゃしますので、SeoQuakeは開いたページの情報取得のみに使うのがお勧めです。「ツール ⇒ SeoQuake ⇒ Plugins」でSeobar以外のチェックを外せばOKです。
SEO for FireFoxを使わないで、nofollowリンクについては別の方法で検出するというのでも良いと思います。
SBMカウンタ
開いたページのソーシャルブックマークのブクマ数を確認する事ができます。インストール後、画面右下に一覧表示されます。
SenSEO
開いているページのtitleタグやmetaタグ、robots.txtなどの情報を一覧表示するアドオンです。使用にあたり後述するFirebugのインストールが必要です。
インストール後、「Firebug ⇒ SenSEO ⇒ Show Components」をクリックすれば情報が確認できます。
User Agent Switcher
ユーザエージェントを偽装する為のアドオンです。検索エンジンのクローラーや携帯電話に成りすましてサイトにアクセスする事ができます。
SEOその他
ヤフー被リンク一発検索
Yahooのlink:コマンドをワンクリックで利用できるようになります。インストールが少し面倒ですが、Googleのlink:コマンドが機能していない今、Yahooが認識しているリンク元ページを確認するのに便利です。
Yahoo・Google・Bingの順位表示
YahooとGoogleの検索結果に順位を表示する事ができます。使用にあたり後述するGreasemonkeyのインストールが必要です。
Link Evaluator
リンク切れが視覚的にチェックできます。同じ機能を持ったLinkCheckerというのもあります。
Domain Details
表示しているサイトのIPアドレスやWhois情報を表示します。インストール後右下にiモードみたいのが出てきますのでそいつをクリックです。
Google Date
Googleの検索結果に初めてインデックスされた日にちを表示する事ができます。
SEOToolbar
SEO Profesional Toolbar
ツールバーにGoogleページランクやYahooの被リンク数などを表示する事ができます。SeoQuakeを入れていれば必要ないかなと思いますが一応。
Web制作関連
Firebug
有名なアドオンなのでいまさら説明の必要もないかと思いますが、サイト内部の色々な確認やチェックが行なえます。
インストール後、画面右下に表示されるゴキブリと呼ばれているホタルをクリックします。詳しくは以下のページを参照ください。
Web Developer
Firebug同様、Web制作を助けてくれるアドオンです。日本語版があるので使いやすいのかなと思います。インストール後、ツールバーに各機能が追加されます。詳しくは以下のページを参照ください。
Greasemonkey
Firefoxでユーザスクリプトを実行する為のアドオンです。Greasemonkey単体では意味を成しません。
- Greasemonkey入門
- 2009年版Greasemonkeyユーザースクリプトベスト10
- 2009年にお世話になった17のGreasemonkeyスクリプト
- Greasemonkeyスクリプトを探す為のアドオン「Greasefire」
Web制作その他
LiveHTTPHeaders
HTTPヘッダ情報を確認する事ができます。インストール後、「ツール ⇒ Live HTTP headers」で起動した状態で、ページを表示すればヘッダ情報が見られます。
Screengrab!
表示したページ画面を丸ごとキャプチャする事ができます。インストール後、画面右下に表示されるScreengrabのアイコンから「Copy ⇒ Complete Page」で開いているページ全体がキャプチャされます。プリントスクリーンのようなものですが、見えない部分も丸まるキャプチャする事ができます。
Text Link
2chなどで良く見られるh抜きのリンクされてないURLなどに対し、ダブルクリックで飛ぶことが出来るようになります。
Firefoxの高速化
Firefoxはアドオンを入れると起動が遅くなったり、やたらと重くなってしまうことも多いので、最後に高速化テクニックをまとめておきます。