Firefoxアドオン
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投稿 2010/02/09
更新 2020/01/26
動作が遅くなったFirefoxはデータベースを最適化してやると、インストール直後のようなサクサクとした快適な動作が可能になることを知っているFirefoxユーザーは多いでしょう。過去にも当サイトでは、Firefoxのデータベースを最適化するためのツールを3つほど紹介してきましたが、今回はどれを使って良いのかいまいちよく分からないといった人のために、過去に取り上げたものに新しく3つのツールを加え、それぞれの特徴と併せてFirefoxデータベース最適化ツールを6つまとめて紹介します。
念のために簡単に補足しておくと、Firefoxではブックマークや履歴、クッキーなどの他、一部アドオンの利用データは、SQLiteという軽量なデータベースで管理されています。ところが日々の使用によって、このデータベースが肥大化したり情報が乱雑になったりすると、Firefoxの起動に異常なほど時間がかかったり、ブックマークを開くとき一瞬固まったように動作が停止するなど様々な動作遅延が発生することがあります。
このような状態になったデータベースは、ツールを使って最適化してやることでインストールした直後のようなサクサク快適な動作が取り戻せることがあります。「最近、Firefoxの動作が遅くなってきた・・・何とかならないか。」という人がいれば、ぜひ一度データベースの最適化を試してみましょう。なお、ここで紹介するツールは基本的にはどれを使っても最適化の効果に大きな違いがあるわけではありませんが、それぞれのツールに簡単な説明を加えているので、管理のし易さなどで自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
CCleaner
最新版の「CCleaner」では、Firefoxのデータベースを最適化できる「データベース(SQLite)の最適化」という項目が利用できます。Windowsのヘビーユーザーなら知らない人はいないのではないか?と言うほど有名なツールなので、インストールしているユーザーは多いはず。ブラウジング履歴の消去等と同時に、ボタン一発で最適化が可能です。また、Firefoxと同じ要領でGoogle Chromeのデータベースの最適化もできるのが嬉しいところ。もし既にインストールしているならば、「CCleaner」を使うのが一番手軽でいいかもしれません。
「SpeedyFox」は、Firefoxのデータベース最適化のための専用ツール。以前はインストールが必要なソフトウェアでしたが、現在はその必要はなく、ダウンロード&起動してボタンを一発クリックしてやるだけでFirefoxのデータベース最適化が可能。最適化したいSQLiteデータベースのフォルダを指定することができるため、Firefox Portableにも使用できるのがCCleanerにはない長所です。
Firefoxのデータベース最適化のためのFirefoxアドオン。Firefoxを終了する度に自動でSQLiteデータベースを最適化するといった便利な機能が備わっている点や、データベースのどの部分が最適化されたのかといった簡単なログを見られるのが特徴。もちろんFirefox Portableでも利用可能。先に紹介した「SpeedyFox」よりも、アドオンであるこちらの「SQLite Optimizer」の方が管理がしやすいかもしれません。
こちらも、データベース最適化のためのFirefoxアドオン。ステータスバーに表示されるアイコンをクリックするだけでデータベースの最適化が可能です。オプションで、指定の回数だけFirefoxの起動・終了を繰り返した際に最適化のためのアイコンを再表示させるように設定できるのが特徴。
Vacuum Places Improved
名前通り(Improved = 改良された)、先に紹介したアドオン「Vacuum Places」を別の作者が改良したもの。上記アドオンの「指定の回数だけFirefoxの起動・終了を繰り返した際に、ステータスバーに最適化のためのアイコンを再表示させる」という機能に加えて、指定した回数だけFirefoxの起動・終了を繰り返すと自動でデータベースを最適化する機能が加わっています。
SQLite Manager
先に紹介したツールは全て、Firefoxのデータベースを一括してボタン一発で最適化できるツールですが、こちらの「SQLite Manager」はいくつかあるFirefoxのSQLiteデータベースのファイルを一つ一つ選択して最適化するアドオン。機能やオプションは最も充実していますが、一方で初心者には少し分かりづらい側面があり、メニューなども全て英語表記になっているため、どちらかと言うと上級者向けのデータベース最適化ツールです。