Amazon Web Servicesが東京にデータセンターを開設。国内ユーザーがEC2を使う場合のレイテンシが「数ミリ秒」に改善しているという。
米Amazon.com子会社のAmazon Web Services(AWS)は3月2日、東京にデータセンターを開設したと発表した。EC2が国内サーバで利用できるようになる。AWSのデータセンターは国外に設置されていたため、日本国内のサービスが利用する場合は通信時間の遅延(レイテンシ)がネックになっていた。
東京データセンターの開設を報告するAWSのブログによると、先行でテストしているユーザーはレイテンシを「数ミリ秒」と報告しているという。ジンガジャパンのmixiアプリ「ファームビレッジ」「トレジャーアイランド」が東京データセンターで稼働している。
東京データセンター内で作成されたデータは海外サーバに動かすことはないという。企業によってはコンプライアンス上、データの国内保存が条件になる場合もあるが、こうした企業でも利用しやすくなるとしている。
また日本語による有料テクニカルサポートも始めた。24時間の電話サポートを含む4メニューを提供する。
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