米Hewlett-Packard(HP)は8月31日(現地時間)、モバイルOS「Open webOS 1.0 Beta」をApache License Version 2.0の下で公開したと発表した。デスクトップと組み込み向け(OpenEmbedded)の2つのビルドのソースコードがgithubで公開されている。
Open webOS 1.0 Betaは45万行以上のコードで記述されており、利用できるコンポーネントは54。
webOSは、HPが2010年10月に米Palmを買収した際に獲得したスマートフォンやタブレット向けのモバイルOS。米AppleのiOSと米GoogleのAndroidで寡占状態の市場に食い込むことができず、HPは2011年8月に同OS搭載端末事業の打ち切りを発表。12月には同OSのオープンソース化と、アプリケーションフレームワーク「Enyo」の寄贈を発表した。
OpenEmbeddedビルド環境がどのようなハードウェアをサポートするのか具体的な記述はないが、db8やnode.jsを実行するARMエミュレータが含まれる。
同社のロードマップでは、9月中にwebOS 1.0をリリースする見込みになっている。
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