東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)と日本マイクロソフトは、Kinect for Windowsを応用し、重度障がい者の活動を支援するソリューション「OAK(Observation and Access with Kinect)」を共同開発しました。
このOAK、どんなものかというと、音声認識やモーションセンサー、骨格追跡といった最新テクノロジーによる身振り手振りでデバイスの操作を行うKinect for Windowsの機能を使い、パソコンを直感的に操作することをできるようにするもの。脳性麻痺や脊髄性筋萎縮症などの重度障がいを持つ人の口の開閉や手の動きを、Kinect for Windowsで検出し、意思表示や能動的な活動を支援するソリューションです。
動作イメージは以下になります。
今後は、このOAKを利用した「重度肢体不自由・重複障害のある子どものための ICT 活動体験プログラム」を全国で実施予定。まずは、10月5〜7日まで、キッザニア東京で体験会が開催されます。
東大先端研ではご相談も受け付けているそうなので、体験会の要望などがある場合は問い合わせてみるといいでしょう。
ニュースリリース[日本マイクロソフト]
重度障害児向けプログラム[DO-IT Japan]
(三浦一紀)