GIZMODO就職前は、何年も放送の仕事をしてました。
毎日朝から晩まで撮影と編集に明け暮れていた関係で、「Final Cut Pro」と「Adobe After Effects」は両方とも使いこなしてます。そんな僕でも、このワシントン大学の映像ほど素晴らしいポストプロダクションのデモは見たことないですね。
使い方ですけど、まず静止した場面の映像をテキトーに低解像度で撮って、今度はもっと高解像度のデジカメで同じシーンを撮り直します。で、ソフトウェアを通すとアラ不思議。自動的に二つの像を合体させ、3Dの空間をそれらしく維持しながら、映像の画質を上げ、さらにまたアラを補正してくれるんです!
モヤッとくる方は、以下の素晴らしいデモで晴らしてください。
面白いのは、ビデオ・写真撮影の人がビューを回転させても(木の周りを撮影している場面:46秒ごろ)、レンズが違っても(レンズサイズ、歪曲もソフトで修正可)、シーン補正ができちゃう点ですね。
あと、元の動画から実に沢山のディテールを、そのまま残して使うので(一番良い例は彫刻の映像で出てくるガラスの反射:2分31秒ごろ)、合成イメージと言っても写真の情報だけじゃなく、他の情報も見られるという点です。
ここまで来ちゃったら、あとは僕らのお気に入りのポストプロダクション製品に組み込まれるのは時間の問題でしょうか。楽しみですねー。
[Project Page via bbGadgets, TC]
Mark Wilson(原文/訳:satomi)
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