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シマ/島、いま――キューバから・が・に・を 見る
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    設立されたばかりのICAICで作られた作品は、機知に富んだ資質と創造力を持ち合わせているも、技術的には稚拙で最終的に即興に頼らざるを得ないものであった。1960年に、ICAICの招きなどで海外からキューバを訪れた映画作家たち、テオドール・クリステンセン、ヨリス・イヴェンス、クリス・マルケル、ロマン・カルメン、アニエス・ヴァルダやチェーザレ・ザヴァッティーニなどの手助けや若き作家の卵たちへの指導は、設立されたばかりであったICAICをその後の成功へと導く重要な道標となった。キューバで共同制作も行った、海外の作家たちの眼差しのこもった“もうひとつの”キューバ映画。


    キューバのみなさん、こんにちは

    Hi There, Cubans
    Salut les cubains

    フランス、キューバ/1963/フランス語/モノクロ/35mm/30分

    監督、撮影:アニエス・ヴァルダ 
    編集:ジャニーヌ・ヴェルノー
    ナレーション:ミシェル・ピコリ、アニエス・ヴァルダ
    製作会社:ソシエテ・ヌーヴェル・パテ・シネマ 提供:ciné-tamaris

    ヴァルダが1962年にキューバを訪れた際に撮影したモノクロのスチル写真1,800枚を編集した。文化、ファッション、風俗、そして革命の英雄、歴史、改革などをユーモラスに紹介しながら、成功に沸き立つ若い社会主義国の希望と興奮を伝える。アシスタントに付いた若いサラ・ゴメスが最後にチャチャチャを踊っている。



    -彼女

    Ella

    キューバ/1964/スペイン語/ モノクロ/ ビデオ(原版:35mm)/34分

    監督、脚本:テオドール・クリステンセン 
    撮影:ホルヘ・エレラ 
    編集:ロベルト・ブラボ 
    音楽:エラ・オファリル
    提供:デンマーク・フィルム・ インスティテュート

    デンマーク人であるクリステンセンが、キューバ革命後の女性たちの姿を追う。民兵への参加に取り込まれていくと同時に、それぞれに彼女たちは異なる現代キューバの生活を営む。



    -一千万の闘い

    The Battle of Ten Million
    La bataille des dix millions

    ベルギー、フランス、キューバ/1970/フランス語/カラー/ビデオ (原版:16mm)/58分

    監督、脚本:クリス・マルケル、ヴァレリー・マイユ
    編集: ジャクリーヌ・メピエル
    音楽:レオ・ブローウェル
    製作会社:K. G. プロダクション、SLON、RTB、ICAIC
    提供:ISKRA

    - 1970年、カストロは砂糖の年間生産量を一千万トンに引き上げる計画を発表。キューバ経済の壊滅の危機を回避するために全国民に結集を呼びかけたが、政府の驚くべき動員数にも関わらず、失敗に終わった。それを受けて7月26日の革命記念日に演説をするカストロ。1960年にカストロを称揚する『Cuba, Sí!』を撮ったマルケルが、今度は同人物の自己批判にカメラを向けている。