[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/
English

シリア、愛の物語

A Syrian Love Story

- イギリス/2015/英語/カラー/Blu-ray/80分

監督、撮影:ショーン・マカリスター
編集:ジョニー・バーク、マシュー・スコールズ
製作:エルハム・シェクリファー、ショーン・マカリスター
提供:A 10Ft Films Production for BFI and BBC

観光PRのためシリアに招待された監督が出会ったパレスティナ人の活動家アーメルは、刑務所で知り合ったシリア人活動家のラグダと結婚するが、彼女はほどなく再逮捕されてしまう。その後ラグダは出所するが、平凡な日常になじめず、やがて革命へと傾斜していく。5年間の家族との交流から生まれた、ある愛の物語。



-【監督のことば】初めてシリアを訪れたのは2009年。「改革者」アサドは慕われているようだったが、それは崇敬と畏怖のどちらだったのか。アーメルとラグダは当初私を信用していなかったが、滞在が長引くにつれ距離は縮まった。もっとも、夫婦の仲が拗れると難しくなったのだが。人々がカメラの前で自身の人生を表現するだけでなく、観客と目される人々を巻き込むことで、自分たちのいる世界を理解するようになるまで時を要する。それだけの時間をかけ、彼らが映画のなかに足を踏み入れたかのような作品となった。この美しい家族に誇りと幸福を、彼らの多大なる寄与を光栄に思う。本作は私が作ってきたなかで最も特別な映画である。


- ショーン・マカリスター

16歳で学校を出、いくつかの工場で働いた後、国立映画学校に入学。マカリスターの親密で率直な映画は、政治的、個人的な対立のなかでもがき、なお生き延び、世界の意味を模索する各地の人々を描いている。主な作品は、『Working for the Enemy』(1997)、『The Minders』(1998)、『Settlers』(2000)、『The Liberace of Baghdad』(2004)、『ナオキ』(2008、YIDFF 2009特別賞・市民賞)、『気乗りのしない革命家』(2012、YIDFF 2013)。