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学ぶこと、教えること、作ること
――ドキュメンタリーの学校にて――


日本映画学校
「CINEMA塾」
映画美学校
東北芸術工科大学 シンポジウム

ドキュメンタリーを教える日本の映画学校3校を迎える上映とシンポジウムのプログラム。近年『HOME』などで劇場公開まで行なう力作を輩出し続ける日本映画学校(川崎)。塾長原一男のもと、集まって映画づくりに取り組む「CINEMA塾」(大阪)。佐藤真や青山真治ら講師の製作現場に参加しながら学べる映画美学校(東京)。それぞれの学校の“作風”をあらわす作品を上映し、講師たちのシンポジウムを行なう。地元山形からは、東北芸術工科大学・映像コースの作品を上映し、ドキュメンタリーに特化しない映像教育の視点も検証する。

 


日本映画学校

〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-16-30
Phone: 81-44-951-2511 Fax: 81-44-951-2681
E-mail: info@eiga.ac.jp URL: www.eiga.ac.jp

1975年、映画監督今村昌平を中心に、日本映画の全盛期を支えた映画人たちが結集し、前身横浜放送映画専門学院を設立。1982年、第1期生以降休止していた「ドキュメンタリーゼミ」を再結成。以来、1986年に専門学校日本映画学校へ改組後も、現在に至るまでドキュメンタリー制作専門ゼミを継続。映画から報道まで数多くの映像人を輩出。ゼミ作品には、今村が掲げるポリシー「人間観察と相対する自我検証」が反映されている。

 


向かい風来るまで 〜おやじの唄〜

Until the Wind Blows: The Old Man Rhapsody

- 2002/カラー/ビデオ/41分

監督:大池正芳
撮影:永瀬太
編集:今田哲史、永瀬太
現場プロデューサー:今田哲史

殺人死体遺棄の罪で懲役8年3カ月の実刑を服務中の大池正夫。監督の実父である。そして被害者は祖父。父の逮捕から5年後、ばらばらの生活をおくる母、姉たちと対面し、それぞれの思いと再生に向けての生きざまを描き出す。


大池正芳

1981年生まれ。高校卒業後、日本映画学校に入学。2年次に製作した本作は渋谷アップリンク・ファクトリー、BOX東中野で上映され、「AzContest 2002」でグランプリを受賞。

 


- 熊笹の遺言

Live Forever

2003/カラー/ビデオ/60分

監督:今田哲史
撮影:剣持文則、原田芙有子
編集:原田芙有子、今田哲史
録音:大池正芳 音楽:松本頼人
ナレーター、現場プロデューサー:原田芙有子

国がハンセン病者に対して90年以上とってきた強制隔離政策の人権侵害を認める裁判で、患者たちが全面勝訴した。しかし療養所に暮らす人々は高年齢化している。長い間、隔離生活を送ってきた彼らがどのように社会と向かい合っていくのか……。


今田哲史

1976年、東京生まれ。2000年日本映画学校映像科に入学。1年次に16mm短編映画『月の裏側で会えたなら』を脚本・監督。2年次に『向かい風来るまで 〜おやじの唄〜』の現場プロデューサーを担当。


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