以下のものを一つのWordファイル内にまとめます(ゼミによっては必要のない項目もあります)。複数ファイルにまたがると管理も印刷も大変です。
一般に、「です、ます」調ではなく、「である」調を使います。また、体言止めは避けます。
特定の場所で改ページする際には、Wordの改ページ機能を使います。Enterキーで空行を開けて改ページ位置を調整しないようにしましょう。
ここで、「セクション区切り」を選択すると、セクションが変わります。セクションごとにページ設定、ヘッダー、フッター、ページ番号が変更できます。ページ番号をつけるために本文の前後でセクション区切りを入れておきます。
本文のフッターにのみページ番号を入れます。本文の前後でセクション区切りを入れて3つのセクションにし、 本文以外のセクションにはページ番号が入らないようにします。
図表番号は、論文を通してつける方法と、章節番号+章節内の通し番号を付ける方法があります。大きな論文では、章節内の通し番号を使うほうが読みやすいです。
卒論では、論文通しての番号で良いかと思います。後から図を追加した場合に番号を振りなおすのは面倒なので、Wordの機能で図表番号を付けて自動で番号を振りなおすようにします。
章や節のつけ方には大きく分けて2通りのつけ方があります。個人の流儀がありますので指導教員の方針にしたがってください。
第1章、第1節、1.( または第1項 )、(1) ( または1. )
1.、1.1.、1.1.1.、1.1.1.1. ( または(1) )
その他、「−」を使ってつないだり、最後の「.」を使わなかったりするつけ方もあります。
章や節の書式は以下のようにするのが一般的です。個人の流儀がありますので指導教員の方針にしたがってください。
Wordでは、本文の章、節は「見出し○」スタイルにします。見出しスタイルを使用すると、目次の作成がWordの機能で自動で行えます。目次にのせたいレベルまで「見出し○」のレベルを使用してください。また、Wordの段落番号の「アウトライン」を利用すると、章番号をWordまかせにできます。
見出しスタイルで章節を設定しておけば、Wordの目次作成機能で自動的に目次が作成できます。
ページ数などが変更になった場合には、再び同じ操作をして、新しい目次に更新します。本文などが全て終わった後に目次を作成するのが良いでしょう。
本文以外の目次項目(謝辞とか引用・参考文献とか)にはページ番号を入れる流儀と入れない流儀があります。
本文中で引用している文献は引用文献として、参考資料とした文献は参考文献として文末にリストアップします。
本文の引用箇所には、引用文献リストとの対応がわかるような形で表記する必要があります。大きく分けて2通りの流儀があります。
(1)などの番号で論文の最初から引用している箇所に通し番号で番号をつけます。上付き文字で表記する場合が多いです。引用文献リストには番号と共に対応する文献を番号順にリストアップします。新しく引用文献を追加した場合、通し番号がずれてくることに注意してください。
引用している箇所に [著者名発行年数] のような形で、文献を表記します。例えば、[shio04]とか[塩、2004]など様々な流儀があります。引用文献リストには、[著者名発行年数] と共に文献を記述します。この場合の引用文献リストは、著者名順にすることが多いです。
文献の書き方にも様々な流儀があるので、指導教員の指示に従ってください。ここでは一例として紹介します。
和書 | 著者名1, 著者名2, …, 著者名n: 『著書名』, 出版社(西暦). |
和論文 | 著者名1, 著者名2, …, 著者名n: 論文タイトル, 論文集名, 出版社(西暦). |
洋書 | 著者名1, 著者名2, …, 著書名n-1 and 著者名n: 著書名, 出版社(西暦). |
洋論文 | 著者名1, 著者名2, …, 著書名n-1 and 著者名n: 論文タイトル, 論文集名, 出版社(西暦). |
図表番号や論文番号をWordの機能で通し番号にした場合、引用する番号も変えなければいけません。これをWordの機能で自動で行う方法を紹介します。(作業が多いので、引用が少ない場合には、Wordの機能を使わない方が簡単です。)
参照している図表番号が更新された場合には、引用箇所を更新する必要があります。その場合には、引用箇所を右クリックしてポップアップメニューから「フィールド更新」を選択してください。
常磐大学コミュニティ振興学部では、裏表紙に、卒業論文の著作権を自由利用マークをつけて表示することになっています。
文化庁が示す自由利用マーク一覧(http://www.bunka.go.jp/jiyuriyo/)
のリンクを読んで、指導教員と相談の上、自由利用マークをつけてください。自由利用に同意しない場合にはつけなくて構いません。
自由利用マークは裏表紙の下部に添付してください。Wordで作成する場合には、画像ファイルを文書に添付して印刷します。
また、裏表紙の上半分は、レポート提出表を貼り付けるスペースなので開けておいてください。
上記のサンプルとなるWordファイルをリンクしておきます。
Programming Laboratory (Shio seminar)