2007年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第103回ワールドシリーズ(103rd World Series)は、10月24日から28日にかけて計4試合が開催された。その結果、ボストン・レッドソックス(アメリカンリーグ)がコロラド・ロッキーズ(ナショナルリーグ)を4勝0敗で下し、3年ぶり7回目の優勝を果たした。 レッドソックスは前回出場の2004年に続き、今回も初戦から4連勝の "スウィープ" で優勝した。シリーズ通算8連勝は歴代5位の記録である。また、今シリーズ4試合の合計得失点差19は、1989年のワールドシリーズ(18)を上回り、ポストシーズンのスウィープにおける史上最大記録を更新した。コロラド州でのワールドシリーズ開催は初めてだったが、地元のロッキーズは1勝も挙げることができなかった。シリーズMVPには、第2戦の5回裏に決勝の適時二塁打を放つなど、4試合で打率.400・1本塁打・4打点・OPS 1.300という成績を残したレッドソックスのマイク・ローウェルが選出された。