12号族(12ごうぞく、英: Family 12)は、サラブレッドの牝系(母系)のひとつで、エクリプス、レキシントン、シンザンなどを輩出した一族である。牝祖は(セドバリー・)ロイヤル・メア([Sedbury] Royal Mare、1700年頃。セドバリーは付けないこともある。13号族の始祖とは別の馬)。2006年までのイギリスクラシック勝利数は25勝。 上記以外の代表馬にキングストンタウン、ロベルト、イピトンベ、シングスピール、、、ハイセイコー、タニノムーティエ・タニノチカラ、グラスワンダー、ノースフライトがいる。さらにシンザンやテイエムオーシャン、メイヂヒカリなどを含むビューチフルドリーマーの一族も12号族である。近年、日本競馬ではSoaring(12-c)直系の活躍馬が多く、特にダノンシャンティ・ヴィルシーナらのBallade系が存在感を見せている。 最近進められたmtDNAの解析から、12号族は9号族の一部(9-b, 9-c号族等)と同じD1系統に属すと考えられている。なお、9号族の本来のハプロタイプはA1である。このことはジェネラルスタッドブック編纂時に、12号族に属していた牝馬が誤って9号族に属す牝馬の娘として登録されたことを示唆している。