首なし娘事件(くびなしむすめじけん)は、1932年(昭和7年)に愛知県で発生した殺人事件。詳細な事情は不明であるが、男が恋愛関係にあった女を殺害し、さらに遺体を切断したものである。解体された遺体の状況が、常軌を逸したバラバラ殺人であった。 陰獣事件(いんじゅうじけん)とも呼ばれる。当時の新聞が、犯人のことを、江戸川乱歩の小説『陰獣』になぞらえて「陰獣」と呼んだことに由来するが、実際には小説の内容と事件との間に特に類似点はない。