陳 済棠(ちん さいとう)は、中華民国の軍人。国民政府(国民革命軍)に属し、民国時代に広東省を統治したの一員である。中国国民党内の蔣介石と広西派の対立を利用して地歩を確立し、西南軍事委員会委員長、国民党中央執行委員などを歴任した。1931年に広東政権(広州国民政府)を樹立し、日中戦争(抗日戦争)勃発直前まで、蔣介石と対立していた。国共の対立では一貫して反共の立場をとった。字は伯南。