About: 金完

金 完（キム・ワン、きん かん、朝鮮語: 김완、1577年 - 1635年）は、李氏朝鮮中期の武臣。字は子具、諡は襄武。本貫は金海金氏。 全羅南道霊岩で生まれた。文禄・慶長の役では全羅兵使李福男の旗下で、勇猛をふるった。1597年に武科に合格し、慶尚防禦使の幕下に入り、任期を終え、帰途で日本軍と遭遇し、打ち破るという功を挙げた。 全羅兵使により、南原で、無罪の父を獄死させた殺害を試み、失敗した。以後、黔毛浦万戸・南原判官などを経て、漢城で韓徳洙を探し、殺害しようとしたが、失敗し、逮捕され数年間投獄された。 1615年、観武才に合格し、高山里僉使、さらに昌城防禦使となった。1624年の李适の乱では、を手伝って反乱を平定してとして、鶴城君に封じられた。 以後訓錬院都正、黄海道兵馬節度使等を務め、死後に兵曹に追贈された。