黒木のフジ(くろぎのフジ)は、福岡県八女市黒木町黒木に鎮座する(すさのお)神社の境内に生育する、国の天然記念物に指定されたフジ(藤)の老樹である。 フジの老樹・巨樹として日本国内有数の規模を誇る著名な藤(野田藤・ノダフジ)であり、1928年(昭和3年)1月31日に国の天然記念物に指定された。文化庁による天然記念物としての指定名称は「黒木のフジ」であるが、現地案内表示や各種観光案内などでは「黒木大藤」または「黒木の大藤」などと呼ばれることが多い。毎年4月中旬から5月上旬の開花時期には、藤まつりの「八女黒木大藤まつり」が開催され、巨大な藤棚から1メートルを超す多数の花房が垂れ下がり、多くの見学者で賑わう。日本国内に8件ある国の天然記念物に指定されたつる性樹木の1つである。