[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

車軸藻類 (しゃじくもるい)、シャジクモ類は、水草のような姿をした大型の藻類である。輪生する小枝 (車軸藻の名の由来) や、節と節間の繰り返しからなる特徴的な体、極めて複雑な生殖器官をもつ。多くは淡水止水域に生育し、特に湖沼では比較的深い水深まで分布している。水質汚濁などによって絶滅危惧種となっているものが多い。シャジクモ、ホシツリモ、ヒメフラスコモなど6属400種ほどが知られる。 先端成長、原形質連絡、ピレノイドを欠く多数の葉緑体、卵生殖、らせん形の精子といった、陸上植物と共通する特徴を多くもち、DNAに基づく分子系統解析からも、接合藻などと共に陸上植物に最も近縁な生物群の1つであることが示唆されている。 シャジクモ植物門、シャジクモ綱に分類されるが、これらの分類群名は接合藻やコレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類などを含む広い意味で用いられることもある (ただしこの意味では側系統群である;車軸藻植物門、車軸藻綱を参照)。この広義のシャジクモ類はストレプト藻 (streptophyte algae) とよばれることがある。

Property Value
dbo:abstract
  • 車軸藻類 (しゃじくもるい)、シャジクモ類は、水草のような姿をした大型の藻類である。輪生する小枝 (車軸藻の名の由来) や、節と節間の繰り返しからなる特徴的な体、極めて複雑な生殖器官をもつ。多くは淡水止水域に生育し、特に湖沼では比較的深い水深まで分布している。水質汚濁などによって絶滅危惧種となっているものが多い。シャジクモ、ホシツリモ、ヒメフラスコモなど6属400種ほどが知られる。 先端成長、原形質連絡、ピレノイドを欠く多数の葉緑体、卵生殖、らせん形の精子といった、陸上植物と共通する特徴を多くもち、DNAに基づく分子系統解析からも、接合藻などと共に陸上植物に最も近縁な生物群の1つであることが示唆されている。 シャジクモ植物門、シャジクモ綱に分類されるが、これらの分類群名は接合藻やコレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類などを含む広い意味で用いられることもある (ただしこの意味では側系統群である;車軸藻植物門、車軸藻綱を参照)。この広義のシャジクモ類はストレプト藻 (streptophyte algae) とよばれることがある。 しばしば体表に炭酸カルシウムを沈着させるため、英名では stonewort (石の植物) とよばれ、またこのような体は硬いがもろいため、brittlewort (もろい植物) ともよばれる。一部の種は強い匂い (ニンニク臭ともいわれる) をもつため、muskgrass/muskweed (麝香草) や skunkweed (スカンク草) という英名もある。 (ja)
  • 車軸藻類 (しゃじくもるい)、シャジクモ類は、水草のような姿をした大型の藻類である。輪生する小枝 (車軸藻の名の由来) や、節と節間の繰り返しからなる特徴的な体、極めて複雑な生殖器官をもつ。多くは淡水止水域に生育し、特に湖沼では比較的深い水深まで分布している。水質汚濁などによって絶滅危惧種となっているものが多い。シャジクモ、ホシツリモ、ヒメフラスコモなど6属400種ほどが知られる。 先端成長、原形質連絡、ピレノイドを欠く多数の葉緑体、卵生殖、らせん形の精子といった、陸上植物と共通する特徴を多くもち、DNAに基づく分子系統解析からも、接合藻などと共に陸上植物に最も近縁な生物群の1つであることが示唆されている。 シャジクモ植物門、シャジクモ綱に分類されるが、これらの分類群名は接合藻やコレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類などを含む広い意味で用いられることもある (ただしこの意味では側系統群である;車軸藻植物門、車軸藻綱を参照)。この広義のシャジクモ類はストレプト藻 (streptophyte algae) とよばれることがある。 しばしば体表に炭酸カルシウムを沈着させるため、英名では stonewort (石の植物) とよばれ、またこのような体は硬いがもろいため、brittlewort (もろい植物) ともよばれる。一部の種は強い匂い (ニンニク臭ともいわれる) をもつため、muskgrass/muskweed (麝香草) や skunkweed (スカンク草) という英名もある。 (ja)
dbo:colourName
  • 植物界 (ja)
  • 植物界 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 355626 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 43898 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 90634767 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:align
  • center (ja)
  • center (ja)
prop-ja:caption
  • 1 (xsd:integer)
  • 5 (xsd:integer)
prop-ja:captionAlign
  • left (ja)
  • left (ja)
prop-ja:image
  • Nitella mucronata quirl.jpeg (ja)
  • Chara delicatula rinde.jpeg (ja)
  • Nitella mucronata quirl.jpeg (ja)
  • Chara delicatula rinde.jpeg (ja)
prop-ja:totalWidth
  • 500 (xsd:integer)
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
prop-ja:ドメイン
  • 真核生物 (ja)
  • 真核生物 (ja)
prop-ja:下位分類
  • *シャジクモ目  **シャジクモ科  ***フラスコモ連  ****フラスコモ属 ****トリペラ属 ***シャジクモ連  ****シャジクモ属 ****シラタマモ属 ****ホシツリモ属 ****リクノタムヌス属 (ja)
  • *シャジクモ目  **シャジクモ科  ***フラスコモ連  ****フラスコモ属 ****トリペラ属 ***シャジクモ連  ****シャジクモ属 ****シラタマモ属 ****ホシツリモ属 ****リクノタムヌス属 (ja)
prop-ja:下位分類名
  • 下位分類 (ja)
  • 下位分類 (ja)
prop-ja:亜界
  • 緑色植物亜界 (ja)
  • 緑色植物亜界 (ja)
prop-ja:亜界階級なし
  • ストレプト植物 (ja)
  • ストレプト植物 (ja)
prop-ja:名称
  • シャジクモ綱 (ja)
  • シャジクモ綱 (ja)
prop-ja:和名
  • 車軸藻、輪藻 (ja)
  • 車軸藻、輪藻 (ja)
prop-ja:画像
  • 250 (xsd:integer)
prop-ja:画像キャプション
prop-ja:
  • 植物界 (ja)
  • 植物界 (ja)
prop-ja:
  • シャジクモ綱 (ja)
  • シャジクモ綱 (ja)
prop-ja:
  • 植物界 (ja)
  • 植物界 (ja)
prop-ja:英名
  • stonewort, brittlewort, muskgrass, muskweed, skunkweed, bassweed (ja)
  • stonewort, brittlewort, muskgrass, muskweed, skunkweed, bassweed (ja)
prop-ja:
  • シャジクモ植物門 (ja)
  • シャジクモ植物門 (ja)
dc:description
  • カタシャジクモ
dct:subject
rdf:type
rdfs:comment
  • 車軸藻類 (しゃじくもるい)、シャジクモ類は、水草のような姿をした大型の藻類である。輪生する小枝 (車軸藻の名の由来) や、節と節間の繰り返しからなる特徴的な体、極めて複雑な生殖器官をもつ。多くは淡水止水域に生育し、特に湖沼では比較的深い水深まで分布している。水質汚濁などによって絶滅危惧種となっているものが多い。シャジクモ、ホシツリモ、ヒメフラスコモなど6属400種ほどが知られる。 先端成長、原形質連絡、ピレノイドを欠く多数の葉緑体、卵生殖、らせん形の精子といった、陸上植物と共通する特徴を多くもち、DNAに基づく分子系統解析からも、接合藻などと共に陸上植物に最も近縁な生物群の1つであることが示唆されている。 シャジクモ植物門、シャジクモ綱に分類されるが、これらの分類群名は接合藻やコレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類などを含む広い意味で用いられることもある (ただしこの意味では側系統群である;車軸藻植物門、車軸藻綱を参照)。この広義のシャジクモ類はストレプト藻 (streptophyte algae) とよばれることがある。 (ja)
  • 車軸藻類 (しゃじくもるい)、シャジクモ類は、水草のような姿をした大型の藻類である。輪生する小枝 (車軸藻の名の由来) や、節と節間の繰り返しからなる特徴的な体、極めて複雑な生殖器官をもつ。多くは淡水止水域に生育し、特に湖沼では比較的深い水深まで分布している。水質汚濁などによって絶滅危惧種となっているものが多い。シャジクモ、ホシツリモ、ヒメフラスコモなど6属400種ほどが知られる。 先端成長、原形質連絡、ピレノイドを欠く多数の葉緑体、卵生殖、らせん形の精子といった、陸上植物と共通する特徴を多くもち、DNAに基づく分子系統解析からも、接合藻などと共に陸上植物に最も近縁な生物群の1つであることが示唆されている。 シャジクモ植物門、シャジクモ綱に分類されるが、これらの分類群名は接合藻やコレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類などを含む広い意味で用いられることもある (ただしこの意味では側系統群である;車軸藻植物門、車軸藻綱を参照)。この広義のシャジクモ類はストレプト藻 (streptophyte algae) とよばれることがある。 (ja)
rdfs:label
  • 車軸藻類 (ja)
  • 車軸藻類 (ja)
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
foaf:name
  • シャジクモ綱 (ja)
  • stonewort, brittlewort, muskgrass, muskweed, skunkweed, bassweed (ja)
  • 車軸藻、輪藻 (ja)
  • シャジクモ綱 (ja)
  • stonewort, brittlewort, muskgrass, muskweed, skunkweed, bassweed (ja)
  • 車軸藻、輪藻 (ja)
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of