車体装架カルダン駆動方式(しゃたいそうかカルダンくどうほうしき)は、電車のモーター駆動方式のうち、カルダン駆動方式の一種。 通常のカルダン駆動方式では台車にモーターを固定して搭載するが、この方式では車両の車体側にモーターを固定して搭載する。 モーターの整備性が良いという長所はあるが、動力伝達機構が長大かつ複雑になり、総合的には整備性が良くない。このため、日本の鉄道では特殊な使用例があるのみである。 なお呼び方はまちまちで、車体架装カルダン、車体装荷カルダン、ボディ・カルダンとも呼ばれ、専門家の間でも、共通した正式な呼称が存在しないが、これも日本においてのイレギュラーさを象徴する事例である。