熊野別当(くまのべっとう)は、9世紀から13世紀後半にかけて、現地において熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の統括にあたった役職。役職名自体は14世紀前半まで存続したが、熊野三山の統括職としての内実は13世紀後半までのことであり、14世紀にはその職は実態を失っていた。