民衆史(A people's history, or history from below)とは、民衆の歴史について扱う歴史学の一分野。伝統的に歴史叙述の主流はであったが、唯物史観やの隆盛に伴い、名も無き民衆の生活や政治的動向に注目が集まり、民衆史の研究が行われるようになった。 リーダーではなく一般の人々の視点から歴史的出来事を説明しようとする一種の歴史的物語。公民権を剥奪された、抑圧された、貧しい人々、非国教徒、そしてそうでなければ限界的なグループに重点が置かれている。この手の史の専門家は通常左側にいて、1960年代の英国の歴史ワークショップ運動のアプローチのように、マルクス主義モデルを念頭に置いている。