本影は、一般には天文学での観測者から見た影の領域を指す。太陽のような大きさを持った天体の光源の場合、観測者との間を物体が遮るとき、観測者が見る光源は物体のない場合に比べて遮る物体の大きさにより明るさが少なくなる。この明るさの違いと観測者からの見え方の違いで本影のほかに、半影、擬本影と、異なる3種類の領域が定義できる。 点光源では部分的に遮るということは起きないため、影は全て本影となる。日常生活のように光源が複数ある場合、すべての光源から遮らない限り本影はできない。