山路の露(やまじのつゆ)とは、『源氏物語』の補作の一つである。 現在まとまって残っている『源氏物語』の補作の中では最も古いものであり、『雲隠六帖』と並んで著名なものであるため、江戸時代までの刊本の中には『絵入源氏物語』のように紫式部が書いた『源氏物語』本編と同等の扱いでセットになって収録されているものもある。その他『続群書類従』にも入れられている。紫式部が書いたものでないことは明らかなため、偽書・偽作とは言えないがそれに近い存在として偽書・偽作研究で取り上げられることは多い。