商的工業簿記(しょうてきこうぎょうぼき)とは、商業簿記の手法で製造業の取引を記帳する方法である。材料・仕掛品・製品などの棚卸資産につき、決算時に棚卸高を計算し(期首棚卸高+当期受入高-期末棚卸高)という式に当てはめて材料消費高・製品完成高・売上原価などを計算する。完全工業簿記に対して不完全工業簿記といわれ、通称「丼勘定」とも呼ばれる。