史 秉直(し へいちょく、生没年不詳)は、モンゴル帝国に仕えた漢人軍閥の一人である。析津府永清県の出身。モンゴル帝国の金朝侵攻時、最初期に投降した漢人の一人であり、漢人の四大諸侯と呼ばれた真定史氏の基礎を築いたことで知られる。祖父は史倫。父は史成珪。息子には史天倪・史天安・史天沢らがおり、いずれもモンゴル軍に属する有力な将軍として活躍している。