上関原子力発電所(かみのせきげんしりょくはつでんしょ)は、中国電力が、瀬戸内海に面する山口県熊毛郡上関町大字長島に建設計画中の原子力発電所である。 長島西端の田ノ浦の山林を切り開いて、14万平方メートルの海面を埋め立て、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)2基の建設が計画されている。稼働後に発電される電力は、50万ボルト送電線で山口県周南市まで引かれ、既存の高圧線を経て主に広島県・関西方面に供給されるものと見られている。 2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、工事が中断しているが、2016年以降は工事着手に向けた準備作業が続けられている状況にある。