リバート(アラビア語: رباط)は、イスラーム神秘主義(スーフィズム)の宗教施設。 元々はジハード(聖戦)における防衛や異教徒に対する布教の拠点として、イスラームと異教との勢力圏の境に建設された軍事要塞であったが、後にはスーフィーが礼拝や居住を行い宗教的な修行の場所として用いるようになり、宗教施設としての意味合いが強くなった。 イベリア半島から北アフリカ、シナイ半島、シリア地方と、歴史的にイスラームとキリスト教勢力が激しくぶつかり合った地域に多く見られる。