マーサ・クレイヴン・ヌスバウム(Martha Craven Nussbaum, 1947年5月6日 - )は、アメリカ合衆国の哲学者、倫理学者。研究分野は西洋古典学・古代哲学、国際開発論、リベラリズム論、フェミニズム論など多岐にわたる。 ニューヨーク出身。ニューヨーク大学卒業後、ハーバード大学で修士号および博士号を取得。ハーバード大学とブラウン大学に勤めた後、1995年からシカゴ大学教授。 アリストテレス的徳倫理学研究のほか、経済学者アマルティア・センとの共同研究で、「潜在能力アプローチ」(capability approach)を提起し、開発や貧困をめぐる議論にも介入したことで知られる。