マスダール・シティ (アラビア語: مدينة مصدر、madīnat maṣdar)は先端エネルギー技術を駆使してゼロ・エミッションのエコシティを目指すアラブ首長国連邦 (UAE) の都市開発計画と、その計画によって建設されている都市である。主としてアブダビ政府の資本によって運営されているムバダラ開発公社の子会社、アブダビ未来エネルギー公社が開発を進めている。英国の建設会社フォスター・アンド・パートナーズが都市の設計を担当し、太陽エネルギーやその他の再生可能エネルギーを利用して持続可能なゼロ・カーボン(二酸化炭素)、ゼロ廃棄物都市の実現を目指す。都市はアブダビ市から東南東方面に約17キロメートル、アブダビ国際空港の近くで建設中である。 マスダール・シティには国際再生可能エネルギー機関 (IRENA) の本部が置かれている。