ブラジルで現在使用されている標準時は、UTC-2からUTC-5の時間帯である。 日本では、ブラジルの首都ブラジリアや最大都市サンパウロ市、旧首都のリオ・デ・ジャネイロなどがあるUTC-3の標準時をブラジル時間と呼ぶ場合もあるが、現地では上記のように4つの標準時が使われるため、これは正確な表現ではなく、本国ブラジルではブラジリア時間という表現が使われる。ブラジルは26州+ブラジリア連邦直轄区で構成されているが、ブラジリア時間はこのうちの20州(一部UTC-2の地域もあるが)とブラジリア連邦直轄区で使われており、総人口のうち実に93.5%がブラジリア時間の地域に住んでいることになる。また、地域によっては過去には10月から2月にかけて夏時間を採用し、それぞれ1時間早まっていたが、2019年以降、実施していない。