ネオジム磁石(ネオジムじしゃく、英語: Neodymium magnet)とは、ネオジム、鉄、ホウ素(ボロン)を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つ。開発以前に存在していたサマリウム-コバルト合金を超え、永久磁石のうちで最も強力で更には素材が安価で大量製造可能だったため、個人用コンピューター(パソコン)時代の幕開けにも決定的な役割を果たし、風力発電機や電気自動車など、技術の具現にも中核的な材料として使われている。1984年に日本の住友特殊金属(現、日立金属)の佐川眞人によって発明された(ほぼ同時期にアメリカのゼネラル・モーターズも開発だが、佐川がと共に最初に開発したことが認められている)。主相はNd2Fe14B。「ネオジウム磁石」と表記されることもあるが間違いである。