タイラス・レイモンド・カッブ(Tyrus Raymond "Ty" Cobb, 1886年12月18日 - 1961年7月17日)は、アメリカ合衆国ジョージア州ナローズ出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。アメリカ野球殿堂入りの第1号選手の一人である。 1920年以前のデッドボール時代を代表する選手の1人。ジョージア州の出身であったことから「ジョージア・ピーチ(The Georgia Peach)」のニックネームで呼ばれた。1909年にはMLB史上唯一の打撃全タイトル制覇を達成。ピート・ローズに破られるまでメジャーリーグ歴代1位の4191本の安打を打ち、通算打率.367で首位打者を12回獲得するなど数々のMLB記録を保持している。選手の権利というものを最初に訴えた選手である一方、悪評も有名な人物であり、「最高の技術と最低の人格」「メジャーリーグ史上、最も偉大かつ最も嫌われた選手」とも評された。