明治以前,江戸時代などでは現在よりももっと未婚率が低く,結婚年齢も低かったであろうと考えがちである。
しかし,実際には経済的に自立できず一生奉公人のまま終わる人や,家長である長男の家に居候のような形で住んでいた人には自活するだけの生産手段を得ることは難しく,晩婚であったり結婚しないまま一生を終える人も多かったらしい。
「国民皆婚制」とまでいわれるほど,ほとんどの人が結婚するようになったが,その歴史は考えられているより浅いといえよう。
平成4年 国民生活白書 少子社会の到来,その影響と対応 第I部 少子化と家族・子供 (via nagas, sunao) (via katoyuu) (via phyllite)