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hirax.net::Keywords::「起業」のブログ



2005-06-19[n年前へ]

今日書いたメイル 「We Cn Wok It Out」 

今日書いたメイル 「We Can Work It Out」
 一昨日、メールを一通書きました。今の状態で最良のバランスであると思われる選択を書きました。悪く言えば、中途半端な選択とも言えるかもしれません。それでも、会社で雇用されている「サラリーマン」としては、少し踏み込んだ内容であるような気もします。

 私の学生時代の担当教授は、「メールを送った相手」の担当教授でもあります。その教授は大学院生と起業の二足のわらじを履こうとした彼に、「やるなら、その選んだ一つだけにして、そして頑張れ」と言って、大学院を中退させました。

 今のところ、私の立ち位置は「中途半端」というところにあるような気がします。だから、私自身は中途半端な位置に立ち続けようと思っています。その時点でのギリギリ中途半端な位置に、牛歩戦術のようにズリズリ移動し続けようと思います。私たちの担当教授が彼の力と成功を信じたように、私は私自身が中途半端な位置に立ち続ける力がある、と何とか信じてみることにします。

 Try to see it my way,
 Only time will tell if I am right or I am wrong.

jun hirabayashi

2007-11-25[n年前へ]

「インベンション」と「イノベーション」 

 「研究者」と「経営者」の違いの話を聞いた後に、場所を移して、少し長い時間、色々な話を伺った。その時、研究者からすると「新しい発見」≒「イノベーション」と思いがちだが、経営者からすると、「新しい発見」≠「イノベーション」だという話を聞いた。

 宮原 諄二 教授の『「白い光」のイノベーション』(朝日新聞社)を読んでいると、 ジョセフ・シュンペーターの著作を挙げながら、「新しい何かを取り入れたり、既存のものを変える」イノベーションは、インベンション(発明)とは違う、という一節があった(p.31辺り)。この「インベンション(発見)」≠「イノベーション」だということは、まさに「研究者」と「経営者」の違いの的確な言い換えであるように思える。つまり、研究者がインベンションを追求する存在であるならば、イノベーションを追求するのが経営者あるいは企業者(起業者)だ、ということになる。

 インベンション(発明)が市場や社会と共鳴してイノベーションが生まれるように、インベンションがイノベーションのきっかけになることはあっても、決して「インベンション(発見)」=「イノベーション」ではない。そういった事実は、市場や社会のニーズ、つまりは消費者の「欲求」が形として見えにくい現代だからこそ、重要な点だろう。

エンジニアは経済学とどう付き合ってきたんですか?ジョセフ・シュンペーター「イノベーション」と「インベンション」








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