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Google App Engine/JavaでのScala/Liftアプリケーション開発(後編)

GoogleサービスのAPIを利用してアプリケーションを構築

 前後編で構成される本連載では、ScalaおよびLiftをGAE/Java上で動作させる方法を解説した後、サンプルアプリケーションでGoogleが提供するさまざまなAPIを利用した、GAEならではのアプリケーションを作成して、GAEでのアプリケーション作成のイメージをつかんで頂くことを目標とします。

はじめに

 前回の「Google App Engine/JavaでのScala/Liftアプリケーション開発(前編)」では、Google App Engine(GAE)JavaでLiftアプリケーションを利用する基本的な方法を解説しました。

 後編である本稿では、前回作成したイベント管理アプリケーションに機能追加を行いながら、Googleが提供するemailサービスやスケジュールサービス(cron)、TaskQueue(非同期バックグラウンド処理)などを利用してアプリケーションを構築する方法について説明します。

 また、これまで説明していなかったLiftViewによるテンプレートを利用しないレスポンスの生成や、カスタムディスパッチで任意のURLの処理を行う方法も紹介します。

対象読者

  • Javaは知っているが、Scalaも学んでみたいと思っている方
  • ScalaでのWebアプリケーション開発に興味がある方
  • Google App Engineでのアプリケーション開発に興味がある方

動作環境

  • J2SE 6.0 JDK
  • Apache Maven 2.20
  • Scala 2.7.7.final

Googleアカウントによる認証の追加

 Google App Engine上で動作するアプリケーションは、GoogleアカウントAPIを利用して、Googleアカウントを持つユーザーを認証できます。

図1:GoogleアカウントAPIでのログイン画面
図1:GoogleアカウントAPIでのログイン画面

 GoogleアカウントAPIを利用することで、ユーザーの管理自体をGoogleに任せることができ、ログイン画面などをアプリケーションで用意する必要もなくなり、簡単にユーザー認証の機能をアプリケーションに組み込むことができます。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 尾崎 智仁(オザキ トモヒト)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5103 2010/05/21 14:00

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